結いの思想!give and give and take−共同体の行動様式!

世界を一つに結ぶ日本文明 ー 結いの思想

分断、分散、孤立から人類を結び直す
つながればパワー@結い_Yuix
世界を一つに結ぶOS ー 結いの思想


分かち合うほどに豊かになる社会モデル お互いさまの経済
結いの思想をネット社会に!

 写真は安曇野です、毎朝、霊山有明山に向かって自分なりの呪文を唱えながら安寧を祈ります。私は朝の新聞配達が終わるとあとはフリーなので地域活動などしながら過ごしています。この間、ずっと気に掛けていた農村社会の共同体の精神、結いの思想を現代のネット社会に活かせられないか?ジタバタしている中で、経済学者の宇沢弘文さんと不遇の死を遂げた政治家石井紘基さんの不退の覚悟を知りました。反骨の精神のお二人は、立場は違っても、小が大に飲み込まれる不条理さを、政治、経済の立場から大に抗し、小のために戦った。そこには日本人である気概と結いの思想があったのではないか!と思いました。the united people of the world. このユナイテッドの仕方に日本が与しなければならないと思うようになりました。

 「分かち合うほどに豊かになる社会モデル」は、「社会的包摂」(ソーシャルインクルージョン)や**「社会関係資本」**を重視する考え方です。これは、単に経済的な利益を追求するだけでなく、人々が社会の一員として互いに支え合い、つながりを深めることで、社会全体が豊かになることを目指します。

 

つながればパワー コモンズ 社会的共通資本 宇沢弘文 石井紘基
混沌から安寧へ バラバラがひとつになる
結いの思想-@YuiX_ユイックス

 「結いの思想」とは、共同体の中で助け合い、協力し合うことによって、一人または一軒では困難な作業や課題を乗り越えるための精神・制度です。特に農村社会に根付き、屋根の葺き替えや田植えなど、人手が不足しがちな共同作業において、住民が相互扶助の精神で協力することを指し、沖縄にも伝わる考え方です。

 「お互いさまの経済」は、単なる競争ではなく、競合同士でも協力することで全体として利益を得られるような関係性を指す言葉です。例えば、ある店舗が価格を下げると競合店も追随して値下げ合戦になることがありますが、ナッシュ均衡という考え方では、あえて協調する道を選ぶことで、お互いが便益を得られる状況も生まれます。これは、個々の企業が利益を最大化しようとするだけでなく、関係者全体でメリットを分かち合うことで、より持続可能な経済活動につながるという視点です。

 「思いやり シェアする心」とは、相手の立場に立ってその人の気持ちや状況を理解し、苦しみを和らげようと行動する心です。単に共感するだけでなく、相手のウェルビーイング(幸福)を高めるために行動する「思いやりのある行動(向社会的行動)」へとつながる「共感的配慮」が重要な要素であり、相互理解を深め、人間関係を豊かにする基盤となります。

 社会的共通資本とは、経済学者の宇沢弘文氏が提唱した、すべての人々が豊かな経済生活を営み、優れた文化を展開し、人間的に魅力のある社会を維持するために必要な、「自然環境」「社会的インフラストラクチャー」「制度資本」の三つのカテゴリーで構成される社会共通の財産です。これは、市場原理や官僚的支配から独立して管理・維持されるべきもので、持続可能な社会を実現するための重要な概念とされています。社会的共通資本の概念は、環境と経済のバランスをつくれるか?


人々の信頼関係や人間関係(社会的ネットワーク)
ソーシャル・キャピタル(Social Capital)
みんなが株主 人間関係資本
生活者資本主義

 情報は経済の原資。生産者であり消費者でもある私たち生活者の持つ購買情報が地域経済の原資に。この社会資本を地域内でお金にする産業構造に変革する。これが地方創生DXモデルです。

人々の信頼関係や人間関係(社会的ネットワーク)
ソーシャル・キャピタル(Social Capital)
みんなが株主 人間関係資本
生活者資本主義


平らかにひとつになる社会モデル
利他の行動と0乗の思想

 情は人の為ならず。施せし情けは人の為ならず、 おのがこゝろの慰めと知れ、我れ人にかけし恵は忘れても、ひとの恩をば長く忘るな(新渡戸稲造)。私たちひとり一人が、give and give を貫いてゆくと、やがては、give and take のお互いさまのネットワーク社会になる。どんな数も0乗すると1になることを知った。世界人口80億に0乗すると一つになる。人はすでにインターネットで一つに結ばれているのではないか。利他の行動にも、0乗の祈りにも人類を救う示唆がある。

 「利他の行動」は他者に利益をもたらす行動を指し、「0乗の思想」は数学における「何乗」という概念と関連付けられることが多く、この二つは直接的な関連があるわけではありませんが、文脈次第で比喩的に使われることがあります。数学のゼロ乗がどんな数でも1になる性質を持つように、利他の精神が自己を超越した普遍的な価値を生み出す源となる、あるいは社会全体に波及して大きな影響を与える、といった比喩表現で使われる可能性があります。

民度が民力を上げる社会モデル
利他の行動と0乗の思想


シェアする心 コモンズ 社会的共通資本 環境と経済のバランス
結いの思想を現代社会に生かす
デカップリングから結いへ!
We are united. 共同体のOS 結い@YuiX_ユイックス

 「コモンズ(Commons)」という言葉は、特定の所有者を持たず誰でもが自由に使え、利用や占有が制限されない共有の場所や資源を指す英語の概念です。転じて、大阪・関西万博のコモンズ館のように複数のパビリオンが集まった共同館を指したり、大学のラーニングコモンズのような共同学習空間を指したり、あるいはコモンズ株式会社やKomonsというホームケアブランド、コモンズ投信という投資ファンド、そしてNPO法人の名称など、特定の組織やサービス名としても使われています。

 「デカップリングから結いへ!」は、経済の「分離・分断」を意味するデカップリングから、地域や人々が「結びつき、助け合う」状態へと移行したいという願いや方向性を示すスローガンや概念です。デカップリングが経済的な孤立を招く可能性があるのに対し、結いは相互依存と協力による社会の強化を目指すポジティブなメッセージです。

 「共同体のOS」という言葉に特定の定義はありませんが、コンピュータの「OS(オペレーティングシステム)」のように、**共同体(地域社会、組織、インターネット上のコミュニティなど)の活動を支え、構成員(人)の行動や思考の基盤となる「暗黙のルールや価値観、理念」**といった比喩的な意味で使われる可能性があります。つまり、共同体独自の「基本的な作法や原則」のことです。

Give and Give and Take の生き方は、Give and Take の社会を実現し、
一つ多い Give が社会を豊かにする原資である共有財となる。
つながればパワー コモンズ 社会的共通資本
行動様式を変えると社会は変わる

 「ギブ・アンド・ギブ・アンド・テイクの生き方」とは、アダム・グラント氏の提唱する「ギバー」「テイカー」「マッチャー」の概念において、無条件に与える「ギブ・ギブ」から始まり、最後にギバー・テイカー・マッチャーのどれにも当てはまらない「ギブ・アンド・テイク」に移行する、与える行動を基本としながらも、最終的にはバランスを取るという、より進化した人間関係のあり方と言えるでしょう。この生き方は、長期的な信頼関係を築き、相互に利益のあるギブ・アンド・テイクな社会の実現に貢献すると考えられます。

 自分ではお金にできない情報をできる人にシェアする。このお互いさまの無限連鎖は、社会を豊かにする共有財(人間関係資本)を生み、新しい資本主義の原資となる。損得勘定帳はない。情報の借りは情報で返す。心のバランスシートで収める。

ネット時代のOSはシェアする心 結い@Yuix
つながればパワー We are united. コモンズ 社会的共通資本
行動様式(こころ)を変えると社会は変わる

 インターネットの出現で、ホームページに相互リンクと言う概念が生まれた。SNSになってからも、シェアとかフォローなどの利他の心へと つながっている。これをネット習慣にすると格差を生む株主資本主義から人に優しい経世済民の資本主義−生活者資本主義に変えることができる。


ネット社会に結いの思想を活かす
結いのシェアリングエコノミーはお互いさまのネットワーク

 「結いのシェアリングエコノミーはお互いさまのネットワーク」という表現は、伝統的な地域社会の助け合いの精神(結い、お互いさま)と現代のシェアリングエコノミーが融合した概念を指しており、地域住民同士がモノやサービスを共有し、助け合うことを意味しています。これは、単なる経済的な取引に留まらず、相互扶助や信頼関係に基づくコミュニティ形成を重視する考え方です。

結い@We are united.
結いのシェアリングエコノミーはお互いさまのネットワーク


結いのシェアリングエコノミー

 この情報は、自分ではお金にできないが、あの人ならできる!この情報を誰に渡してやるか、これを上手くシェアする仕組みがあれば、お互いさま、おかげさまと言える持続可能な経済社会が実現する。ここでは証文は残さない。情報の売買は御法度。この思いやりの無尽講を情報相互銀行と言う。情報の借りは情報で返す情報資本主義。心のバランスシートに収める。

 「結(ゆい)」は日本の古くから伝わる相互扶助の精神に基づく労働のシェアリングであり、シェアリングエコノミーの概念と親和性が高く、地域資源の有効活用やコミュニティの活性化に繋がる可能性を秘めています。現代のシェアリングエコノミーがテクノロジーを活用して資産やスキルを共有し、新たな価値を創出するのに対し、「結い」は、かつて地域コミュニティの中で、屋根の葺き替えや田植えなどの共同作業で行われていた労働力のシェアリングであり、両者は異なるアプローチながら、資源の共有と地域社会の持続性という点で共通する要素があると言えます。

 シェアリングエコノミーとは、個人や組織が持つ遊休資産(モノ、場所、スキルなど)を、インターネット上のプラットフォームを介して他の個人や組織が共有・利用する経済活動です。これにより、既存資源の有効活用、新たな収入源の創出、環境負荷の低減などが期待され、民泊やライドシェア、スキルシェアなどの多様なサービスが存在します。

ネット時代のOSはシェアする心 結い@Yuix
コモンズ つながればパワー 社会的共通資本
OSを変えると社会は変わる

 「ネット時代のOSはシェアする心、結い@Yuixコモンズ」は、ネット時代における「OS(オペレーティングシステム)」を「シェアする心(共有の精神)」に置き換え、共助や共有を促進するコモンズ(共有資源)の考え方を提唱する概念です。これは、個人の「つながればパワー」という実感に基づき、個々が協力し合いながら「社会的共通資本」を構築することで、「OSを変えると社会は変わる」という社会変革の可能性を示すものです。


グローカル經濟 お互いさまの経済 生活者資本主義

 「グローカル経済」「お互いさまの経済」「生活者資本主義」は、グローバルな視点とローカルな視点を組み合わせ、地域住民がお互いに協力し合い、持続可能な形で経済活動を行うことを目指す概念です。グローカル経済では、地域住民一人ひとりが生産者・消費者となり、地域循環型の共生経済圏を形成します。お互いさまの経済は、地域住民がお客を紹介し合うなどの相互扶助によって成り立つ共益圏の価値を共有し、私財を掛けずに経済活動を成立させるモデルです。生活者資本主義は、資本(企業)が利潤を追求する従来の資本主義とは異なり、生活者である地域住民が主体となり、支え合う経済を重視する考え方です。

 取引をコンピューターで数値管理するブロックチェーンではなく、コンピューターを使う人間が give and give and take の精神でお互いさまのブロックチェーンをつくる。この人間のネットワークが仲間を豊かにする共有財を生み、人間のヒューマンウェアーがネットワークが管理する。これを結いのブロックチェーンと言う。

 グローカルとは、「グローバル(地球規模)」と「ローカル(地域的)」を組み合わせた造語で、「Think globally, act locally」 地球規模の視点で考え、地域に根差した行動や戦略を行うことを意味します。企業が海外市場へ進出する際に現地の文化や習慣に合わせて製品やサービスを提供するマーケティング戦略として広まり、現在では国際開発支援や環境保全、SDGsの文脈でも使われる考え方です。

グローカル經濟 生活者資本主義
つながればパワー


ひとつに結ぶ社会アプリ!
共同体のOS 結い@YuiX_ユイックス
Local ⇔ Global Glocal
the United People of the World

ネットワーク経済@結いの思想 コモンズ 社会的共通資本
人間関係資本

 「ネットワーク経済@結いの思想、コモンズ、社会的共通資本、人間関係資本」は、現代の経済システムが抱える課題に対し、人間関係、共有財産、相互扶助といった共同体的な価値を重視する考え方を示します。**「結いの思想」は、人々のつながりや相互扶助の精神を指し、これを基盤に、利用者数が増えるほど価値が増す「ネットワーク経済」が展開されます。また、すべての人が享受できる「社会的共通資本」は、宇沢弘文氏の定義する「豊かな経済生活や文化を支える社会的装置」であり、その一部として、人々が協力し合うための信頼や規範を育む「人間関係資本(ソーシャルキャピタル)」や、共有される資源である「コモンズ」**の重要性が認識されます。

 これらの考え方は、現代社会が直面する環境問題、経済格差、孤立といった課題への対抗策として注目されています。個人や企業が利潤追求にのみ焦点を当てるのではなく、地域コミュニティの力や共有の資源、そして人々のつながりを活用することで、持続可能で人間らしい社会を築くことが目指されています。


情報資本主義 情報相互銀行 生活者資本主義
つながればパワー

 「情報資本主義」は、工業社会に続く資本主義の変容過程で、情報・知識が社会の大きな力となる経済体制を指します。一方、「情報相互銀行」は特定の金融機関の名称ではなく、情報銀行サービスやそれに類する情報を相互に活用する仕組みを指すと考えられます。「生活者資本主義」は、情報資本主義の進展の中で、情報・知識の持つ力を活用し、生活者の視点や価値を重視する経済のあり方を示す概念です。


心のバランスシートで帳尻合わせをすると
お互いさまのグローカルな関係が保てる
結い@we are united. つながればパワー

 「心のバランスシートで帳尻を合わせる」とは、自身の精神的な健康状態や感情のバランスを、企業の財務諸表である「貸借対照表(バランスシート)」になぞらえて評価し、改善することです。感情や思考を「資産」と「負債」に分け、そのバランスが取れているかを確認することで、精神的な安定を図る手法です。このアプローチは、自己理解を深め、自身の感情や思考の偏りに気づき、より健やかな心の状態を築くための自己管理術と言えます。


過去、現在、未来を結ぶ日本文明

 過去、現在、未来を結ぶ日本文明とは、文化遺産や伝統を通じてアイデンティティを形成し、現代に生きる人々の心の支えとなることで、過去と現在、そして未来のつながりを意識させる概念です。例えば、北海道の礼文島で見つかる縄文時代やアイヌ文化の遺跡は、厳しい環境下で人々の暮らしが営まれた豊かな知恵と文化を示し、地域への誇りやアイデンティティを再認識するきっかけを与えます。また、災害時や社会変革期には、文化遺産が人々の心のよりどころとなり、未来への希望につながる力を持つことがあります。日本の古代の精神性や、自然との共生に根ざした知恵を現代の文脈で再解釈し、現代社会におけるアイデンティティの確立、文化遺産を通じた地域的誇りの再認識、そして平和や持続可能な社会の実現といった未来への展望に繋げる試みです。これらの要素は、日本文明が古代から受け継いできた価値観を現代に活かし、未来の社会をより豊かで平和なものへと導くための重要な鍵となります。


Yuix@We are united.
結いの思想をネット社会に生かす
つながればパワー コモンズ

 「お互いさまのグローカルな関係」とは、グローバルな視野を持ちながら、地域の視点も大切にする「グローカル」な考え方において、地球規模の課題解決や持続的な発展のために、お互いが相手のローカルな状況を理解し、尊重し合い、協力し合う関係性を指します。これは、マクドナルドのてりやきマックバーガーのように、グローバルな商品や概念が、地域の文化やニーズと結びつくことで新たな価値を生み出す「共生」の一例です。


新しい資本主義@シェアする心 コモンズ 社会的共通資本

 この情報は自分ではお金にできないが、あの人にシェアするとあの人ならできる。この無限連鎖のループから共有財産は生まれる。原資は情報、シェアする心から生まれる人間関係資本。基本OSは情報の give and give なので、情報をお金にできる事業者は自分の仕事としてお金にすることができる。情報の借りは情報で返す。仕事の借りはお金ではなく仕事で返す。情報によってYes or Noを繰り返すネットワーク構造なので、このフローに物言う株主が入り込む余地はない。従って、お金のみでこの経済ネットワークを動かせる管理者は一人もいない。

 私たち生活者は、生産者・事業者の顔ともうひとつ消費者の顔を持っている。従って、この中で動くお金で経済活動が成り立つ。これを生活者資本主義と言う。明らかに、今、世界を席巻している株主資本主義に抗する新しい資本主義の概念です。

結いのブロックチェーン:お互いさまの経済!
生活者資本主義
つながればパワー


 → 結いのブロックチェーン


結いの思想 心にバランスシートの概念を持つ

 農村社会では、自作農が共に汗を流し、労働を労働で相殺しながら営農をして来た。みんなの心の貸借対照表(バランスシート)の帳尻が、時間が経ってみると、ピタリと収まるから、今だにこうした素朴ではあるが、お互いの対価を相殺し合う、切実な人間的連帯感、人の結びつきが残っている。この地域共同体の相互扶助の精神を、「結(ゆ)い」と言う。この働き方は、労働を労働で相殺する分、現金が農家の手元に残る。蔵のある集落が点在する安曇野の原風景はこのおかげだ。この結いの思想をネット社会に活かす(Yuix - ユイックス)と、情報の等価交換の連鎖が起き、グローバリズムの一極集中は解体され、バラバラに分断され、支配していた株主資本主義はひとりでにご破算となり、人が人として生かされ、お互いに補いながら、結びつき事をなすネットワーク社会(生活者資本主義)に再編・統合される。これは、今、言われているブロックチェインやシェアイングエコノミー、地域循環共生圏づくり、ローカルSDGsが、コンピューター管理ではなく、人のぬくもりで結ぶ日本文化の生んだネットワーク(共同体)になる。

 「心にバランスシートの概念を持つ」とは、感情の損得勘定に偏りがある状態を、財務のバランスシートのように「資産」と「負債」に分けて客観的に整理し、バランスの取れた心の状態を目指すことを指します。損をしていると感じるだけでなく、得していることも同じくらいあると認識することで、感情のバランスを取ろうとする考え方です。

元気につながるふるさと 社会保障制度 信州コミュニケーションネットワーク おもいやりネットワーク 農村文化 山村文化 漁村文化 山国 下町 人情 民族学 民俗学 暮らしの歴史 講 無尽講 協同組合 生活の知恵 情報の交換 情報の共有 共済会 互助会 経済

シェアするほどに豊かになるグローカル社会 コモンズ 社会的共通資本
つながればパワー

 「シェアするほどに豊かになる」とは、モノや情報を共有することで、個人の幸福度が高まるという考え方です。現代社会では、人とのつながりや共感が重視され、SNSやシェアサービスなどテクノロジーの進化により、多様なコミュニティとのつながりが容易になりました。これにより、多くのつながりを持つことが精神的な安定につながり、人々はより幸せを感じやすくなると言えます。


 → 人間関係が社会経済の基盤 生活者資本主義


 90年代頃から、お金に質を求めないグローバリズムが台頭し、人間の持つ弱さや欲望につけこみ、生活の拠りどころである地域文化や企業文化を弱体化させ、人々をバラバラに分断しました。折しも、インターネットの出現と符合しますが、多くの事業者(農業、工業、商業)は、インターネットマーケティング戦争に破れ、主権を失い、ネット商社(GAFA等)の軍門に下り、食えないサラリーマンにならざるを得なくなった。地域から農商工自営事業者が消えた。これが失われた30年。


 → 個性を失うと全体に飲み込まれてしまう


お金には質がある 技術・技能・信頼資本主義

「お金には質がある」という観点から技術・技能・信頼資本主義を説明します。これは、現代社会においてお金の価値が、単に量的な側面だけでなく、技術、技能、信頼性といった質的な側面にも大きく依存するようになったという考え方です。このように、「お金には質がある」という考え方は、現代資本主義が物的な側面から、より人や知識、信頼といった無形的な側面に重点を移しつつあることを示唆しています。

 「技術・技能・信頼資本主義」は、既存の資本主義の課題である「格差」や「貧困」、「持続可能性の喪失」といった問題を解決するために、技術や技能による価値創造と、企業内外における信頼関係の構築・維持を重視する考え方です。政府広報オンラインは、市場への依存から生じる公平な分配の失敗や、中長期投資の不足、気候変動問題などを課題とし、これらを解消するため「新しい資本主義」の目的を明確にしています。

 仕事は、お金だけのためではなく、暮らしやすい社会を創り出すものです。勤勉と信義 日本人は、日本の作法に誇りを持って仕事をすればいい。ものづくりの精神です。ものやサービスに心を込める。作って売る。この一対一の経済は、レバレッジ経済(マネーゲーム、株主資本主義)ではなく、働いて稼ぐ、作って売る実体経済を言います。この作って売る一対一の経済基盤は、競争ではなく、シェアするほどに豊かになるお互いさまの人間関係(ヒューマンウェア)から生まれます。私たち日本人が行じて来たお互いが得をする生き方です。人を粗末にしない、自然を粗末にしない。日本人がこの生き方を失うと、日本はお金に質を問わない国際金融資本(グローバリズム)に飲み込まれてしまいます。

 「お金には質がある」とは、どのような方法で稼いだか、また何に使われたかによってお金の価値や影響力が変わることを指します。例えば、誠実に労働で得たお金は価値が高く、資産形成に繋がりやすいのに対し、投機的な方法や不正で得たお金は浪費に繋がりやすく、人間関係を損なう可能性もあるとされます。また、お金自体には限界があり、創造性や信頼、真の協力は買うことができないという見方もあります。

お金には質がある 技術・技能・信頼資本主義 コモンズ 社会的共通資本
つながればパワー

お金には質がある 技術・技能・信頼資本主義

 「お金には質がある」という考え方は、現代の資本主義が物理的なモノだけでなく、技術、技能、信頼といった「非物質的な資産」の価値も重視するようになっていることを示唆しています。これは、伝統的な「技術・技能」に加えて、個人や企業、社会全体の「信頼資本」が経済活動の重要な基盤となり、資本の質的な変化を促しているためです。


経営にも質がある カンパニー共益資本主義 倫理共益資本主義

 労働の上にお金がある。どの道にも道徳がある。道のど真ん中を歩け。これが日本人の労働観。魂を込め作って売って得た利益を元手に成長する。ここに金融の概念が入って来て、株主と経営者の分離が始まり、創業者の経営思想は薄れ、お金儲け至上主義の株主が経営を牛耳るようになった。日本の健全な企業が株価が時価に比べ安いため、人はコストと言い張る質のない外資に買い取られ、資産を食い潰され、無慈悲に市場から追放されるのを見るのは日本人として切ない。国策のグローバル化の強要は決して経世済民の政策ではない。

 「経営にも質がある」とは、経営には優れた品質、すなわち高いレベルの戦略性、実行力、そして持続性があることを指し、「品性がある」とは、経営者に誠実さ、責任感、信頼性、倫理観といった人間的な資質があることを意味します。これは、単に利益を追求するだけでなく、企業全体の在り方や、それを作り上げる経営者の人間的魅力や規範といった、より高次の価値観を重視する考え方です。

経営にも質がある 品性がある 倫理共益資本主義

 「経営にも質がある」とは、「経営品質」という考え方で、製品やサービスの品質だけでなく、顧客の期待に応え、持続的に価値を提供し続けるための組織の仕組みや能力の良さを指します。これは、マルコム・ボルドリッジ国家品質賞や日本経営品質賞の概念に由来し、顧客満足と信頼を高め、市場競争力を維持するための総合的な組織運営の質を評価するものです。


生活にも品性がある

 日々の行動や振る舞いに洗練された美しさや上品さが感じられ、内面の成熟度が外見や態度に表れることを指します。具体的な要素として、丁寧な言葉遣い、礼儀正しい態度、清潔感のある身だしなみ、感情的にならない冷静さ、他者への配慮や気遣い、そして堂々とした自信などが挙げられます。品性を持つことは、他者との心地よい人間関係を築き、周囲に安心感を与えることにつながります。


損益分岐点 損の上に益がある

 損があって益が生まれる。損益分岐点とは、企業の売上高と費用が等しくなり、利益がゼロとなる売上高です。損益分岐点を把握することで、経営判断や売上目標の設定、価格改定などの意思決定に役立てることができます。

 ここでの趣旨は、企業活動(損)があって初めて利益が生まれる。逆の見方をすると経営とは事業費を持続的に確保することとも言えます。

損益分岐点 損の上に益がある


地域循環共生圏づくりのプラットフォーム コモンズ 社会的共通資本

 私たちの暮らす町に農商工事業を復活させるためには、生産者と消費者である私たち生活者が、町で生産された物やサービスを売る仕組み、クラウド・マーケティング・システムをみんなでつくる観点が必要だ。生産された物やサービスを住民の口コミやソーシャルネットワークで売ったり、情報のシェアリングシステムを地域住民がつくる。情報が地域で回りだすと地域経済はダイナミックに動き出す。食えないサラリーマンに甘んじていた人に、起業のチャンスが生まれる。このふるさと創生事業は、国家予算に頼らず、私たちの意志による国民プロジェクトだ。

 地域循環共生圏づくりのプラットフォームは、地域が持つ資源を活用し、環境・経済・社会の課題を解決する「地域循環共生圏」を具体的に実現するための、オンライン上の情報プラットフォーム「Platform Clover」が提供するツールです。このプラットフォームは、地域資源の活用やSDGsの達成に向けた活動の発信、ニーズ・シーズのマッチング、参加者同士のネットワーク構築、協働・共創の促進など、地域循環共生圏を構築する上で必要な機能を提供しています。

生活者(生産者=消費者)のネットワーク

インターネットと経営 つながればパワー

 インターネットと経営の関係は、現代経営におけるデジタル化の進展と密接に関係しており、企業はインターネットを活用した業務効率化、販路拡大、新たなビジネスモデルの構築が求められています。具体的には、電子商取引(ECサイト)による顧客との接点拡大、SNSでの情報発信や顧客とのコミュニケーション、オンライン広告による集客、クラウドサービスを活用した業務プロセス改善などが挙げられます。インターネットは、事業運営に不可欠なインフラであり、その活用度合いが企業の競争力を左右する重要な要素となっています。


情報をお金にする基盤づくり コモンズ 心に地域貨幣を!お互いさまの貨幣

 情報をお金にすることの基盤は、情報発信ビジネスの構築と、情報資源の管理と活用です。まず、どのような情報を商品やサービスとして提供できるかを明確にし、ブログ、SNS、YouTubeなどの媒体で発信します。次に、自社や顧客に関するデータを収集・分析し、その知見を基盤として経営資源の活用精度を高め、より効果的な戦略を立てます。

 私たち生活者は生産者と消費者の顔を持っている。クチコミやネットで売ったり買ったり、お客を紹介したりされたり、情報をシェアしたりされたりするビジネススタイルをとると、これは自分ではお金にならなくても、あの人ならお金にできる!と言うケースが生まれる。自分ではお金にできない引合情報を誰に渡してやるか、この度量とこれを上手くシェアする仕組みがあれば、情報の等価交換の連鎖が起こり、ネットワークのポテンシャル(質量)は高まり、セイフティーネット(社会保障)の機能が拡大する。

 情報をシェアしたりされたりすることに証文はない。情報の借りは情報で返す。情報の売買は御法度。本業で知り得た情報をお金にできるものは自分でお金にし、できないものはできる仲間に無償でシェアする。このGive and Give のシェアする行為は、いつか何かあった時に、自分に返ってくる積立保険のようなもの。情報時代、私たち生活者が緩やかなネットワークを組むと、いざという時に価値を生み出す。この保険のような仕組みはどの業種にも応用できる。

 ブロックチェーンのようにコンピューターにちからとよる数値管理ではない。それぞれが、心に地域貨幣のような概念を持ち、共同体の人間関係を保てるように心のバランスシートで管理する。私たち日本人が培ってきた結いの生き方だ。

 賃貸、宿泊、民泊、物販などの多くの業界は、個々で積極的なネット戦略を怠ったため、ネット商社にお客様情報を奪われている。それをネット商社から買っている。なぜ、そんな無駄な取引をするのか?なぜ、ネット商社に伍して、お客様と直接取引する気概を持たないのか?令和の民権運動 ネット主権を取り戻す。自分で客付けする姿勢が、類が友を呼び、仲間と業界の未来を創る。

情報のシェアリングエコノミー

 情報のシェアリングエコノミーとは、個人が保有する「モノ」「場所」「スキル」「時間」といった有形・無形の資源を、インターネットを介して他の個人と共有・貸し借りする経済モデルです。個人間でのやり取りが基本で、普段使われていない遊休資産の活用による収入が得られる貸主と、ものを所有せず安価に利用できる借主の双方にメリットがあり、持続可能なライフスタイルを促進する仕組みです。


生活者資本主義-ステークホルダー資本主義

 コモンズ、社会的共通資本、共有資本、制度資本などの概念は、経済や社会のあり方について考える際に用いられます。「ステークホルダー資本主義」は、株主だけでなく、従業員、顧客、取引先、地域社会、環境など、企業を取り巻くすべての利害関係者の利益に配慮し、その貢献を目指す長期的な企業経営のあり方を指します。これは、株主の利益最大化を重視する従来の「株主資本主義」とは対照的で、近年ESG投資やSDGsの広がりとともに注目されています。?


コモンズ

市場に任せるのではなく、人々に共有される公共財を指す
共有資源を共同管理する仕組み、または共有資源そのものを示す場合もある
水道、電力、公共交通機関、教育、医療など、人々が生きていくために必要なものを脱商品化していくことで、国や市場に依存せずに生活を守れる社会を実現すべきである


社会的共通資本

経済学者・宇沢弘文(1928−2014年)の提唱した概念で、「ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を持続的、安定的に維持することを可能にするような社会的装置」のことである


共有資本

「人間関係資本」、「自然資本」、「文化資本」からなる
「人間関係資本」とは、家族やコミュニティーのように他の人々とのつながりを指す


制度資本

社会的共通資本を制度的な側面からとらえて、社会的共通資本が経済循環、所得分配のプロセスで果たす役割を分析しようとするものである


公益資本主義

企業を社会的存在と捉え、株主の利益だけでなく、社員や顧客、地域社会などステークホルダー全体への貢献を重視する資本主義です。?提唱者は、アライアンス・フォーラム財団 代表理事の原丈人氏


資本主義のグレート・リセット!結い@YuiX_ユイックス

 実体経済の4倍もの金融資本が世界経済を揺るがしている。博打のツケを生活費で返してるようなもので、危うく、いつか破綻する。その上、コロナ禍が人々を恐怖に陥れ、人々の繋がりを断ち切り、私たちは、得体の知れないもの(グローバリズム)に飲み込まれ、支配されようとしている。混とんとした無秩序の闇に明かりを灯し、人が人として生きられる道程が、日本文化が生んだ「Yuix - ユイックス」だ。デカップリングに抗するYuix - ユイックスで、息詰まっている社会に風穴を開けましょう。


 → 結い@YuiX_ユイックス
生活者資本主義 つながればパワー

 → 私の富国論
万物を生成して息まない大自然の力と私たちの強い意志



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the United People of the World


失われた30年からの脱却

失われた30年から脱却するために、
私たちは何をすべきか?

国破れ山河あり
農は国の大本なり
米を作り水を守り人をつくる



クリア・ウオーター・リバイバル
水につながるふるさと
Clear Water Revival from Azumino,Shinsyu

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