地域共同体 安曇野

農民による水資源開発とみどりの食料システム戦略

2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略


レンゲ米を作り水を守る安曇野特区構想

 日本の屋根、信州長野県は、首都圏、中京圏などに暮らす人々の水源地、水ガメになっています。水資源保護の象徴が安曇野です。五月になると、アルプスからの水が田んぼに一斉に張られ、安曇野は一つの湖になり、冬になると安曇野は真っ白に雪の平原となります。安曇野はダムの役割をします。


有機米を作って水を守る水資源開発とみどりの食料システム戦略

 川下に暮らす人々のために、水を守る。これが、安曇野の大きな役割です。しかしながら、減反や気候変動などの影響で以前と同じような風景は見られなくなっています。今の法律(水利権)では米を作る時期しか水田に水を張ることができません。日本人の生命の水を守る!を大義に、通年、水田に水を張れるように特区申請します。「レンゲ米を作り水を守る安曇野特区」として、一年中、水田に水を張り、地下水の涵養を図り、水資源を保護し、日本人の生命の水を守ると共にCO2削減を図る。この国家戦略特区のカーボンニュートラル活動を、全国にアピールし、賛同していただける日本中の人々から、安曇野レンゲ有機米を直接買っていただき、農民による水資源開発とみどりの食料システム戦略に協力してもらいます。 2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略に符合しています。

 五千町歩のお米を、安曇野市民の繋がりで、売り切ってしまう体制を作ります。市民10万人の口コミやスマホ、パソコンを使って、生産者と消費者との直接取引所を作ります。安曇野らしい安曇野を作ろうとする意志があれば、ゼロベースでできるローカルSDGs事業です。安曇野を核とした結いの経済圏をつくり、勤勉に働く者が、安心して暮らせてゆける郷土にする。

 このクラウドマーケティング活動を通して、日本中の人々との交流が始まり、関係が深まり、そこから派生する新しい産業が起きます。若者たちが、未来を感じ、郷土に根づき、外に放出されていたエネルギーが、ふるさとに回帰し、安曇野らしい文化と経済が蘇ります。

 この安曇野特区構想は風土が生んだ自然のシナリオ。
 ライス&ウオーターマネーと言われる時代が必ず来ます。

ローカルSDGs 地域循環共生圏
国連「持続可能な開発目標」(SDGs)や「パリ協定」といった世界を巻き込む国際な潮流や複雑化する環境・経済・社会の課題を踏まえ、複数の課題の統合的な解決というSDGsの考え方も活用した「地域循環共生圏」を提唱しました。 「地域循環共生圏」とは、各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方です。「地域循環共生圏」は、農山漁村も都市も活かす、我が国の地域の活力を最大限に発揮する構想であり、その創造によりSDGsやSociety5.0の実現にもつながるものです。

2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略
経済産業省は、関係省庁と連携し、「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を策定しました。この戦略は、菅政権が掲げる「2050年カーボンニュートラル」への挑戦を、「経済と環境の好循環」につなげるための産業政策です。従来の発想を転換し、積極的に対策を行うことが、産業構造や社会経済の変革をもたらし、次なる大きな成長に繋がっていく。こうした「経済と環境の好循環」を作っていく産業政策 = グリーン成長戦略。


みどりの食料システム戦略
農林水産省では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定しました。2050年までに、輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料の使用量を30%低減。化学農薬は50%低減を目指す。オーガニック市場を拡大しつつ有機農業の取組み面積の割合を25%(100万ha)に拡大する。

デジタル田園都市国家構想
地方からデジタルの実装を進め、新たな変革の波を起こし、地方と都市の差を縮めていくことで、世界とつながる「デジタル田園都市国家構想」の実現に向け、構想の具体化を図るとともに、デジタル実装を通じた地方活性化を推進するため、デジタル田園都市国家構想実現会議を開催します。


安曇野イノベーション
10町歩GX・DX営農構想


産業基盤

 安曇野には、「れんげ田に白壁映えて、槍、穂、常念ヶ岳」と、堀金中学校の校歌に謳われているように、アルプスの水が豊穣な大地を生み、米で土蔵の建った農家が集落をなし点在しています。この田園風景は江戸時代に開削された農業用水路「拾ヶ堰(じっかせぎ)」のおかげです。安曇野は、扇状地であるため地下に水がしみ込んでしまう乏水地域です。そのため安曇野は古くから農業用水に恵まれず、拾ヶ村の庄屋や農家などが自分たちで用水路の開削事業をしたものです。

 現代の拾ヶ堰にあたる産業インフラは何か?
 それは情報とネットワーク!

 世界中から安曇野に引合情報を引き込む集積回路(情報センター)を安曇野市民でつくろう!
 安曇野を売る基盤を安曇野市民でつくろう!という提案が上記の安曇野特区構想です。


風土に根づく

 自然を粗末にする者、人を粗末にする者は必ず廃れる。企業も国家も然り、改めて、安曇野から世界に向けて、自然の中へ、人の中へ、自然にも、人にも、オープンで、大らかに生きる、土着の実践者をナチュラリアン(Naturalian)と命名し、精神文化の復興を願います。


 → ネット社会に”結いの思想”を活かす



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信州ふるさと通信
インターネット安曇野
azumino@cnet.ne.jp