自治会(木戸、隣組、集落、地域共同体、コモンズ)とは?
安曇野市には自治会が83区ある。地域に根を張る集落共同体が区を構成している。自治会は、日本最大のボランティア組織であり、行政の下部組織にはない。各戸の持っているマンパワーをそのまま地域の意志で動かすことができる。
もともと自治会は、法律で保護されたり、お金を持っている組織ではありませんが、本当に必要な事であったら手弁当でも事に当たるボランティア精神の強い地域共同体です。事が生活に直結しているからです。行政の下部組織というよりは、直接民主主義の色合いが濃く、家庭の延長にある地縁組織です。
このままだと自分の家系が絶えてしまう。この危機感は他人事ではありません。地域の人々のみんなが持っている心配事です。如何に家族を増やし、次の世代につなげてゆくか?これは家庭の危機管理の最重要項目です。長男、長女の結婚は、個人や家族の頑張りだけで解決できる問題ではありません。集落の営みは住民の信頼感や連帯感を醸成し、お互いさまの経済や社会を形づくり、すべてを一人で解決しなくても済む地域共同体をつくります。
拠って立つ
Community relations地域共同体 日本人は、欧米の今だけ、金だけ、自分だけの自己実現では誰も幸せになれないことをこの失われた30年で身をもって学んだ。振振り子が揺り戻されるように。和を以て貴しと為す本来の生き方に日本の民衆は歩み始めた。もう一つ学んだことは、政治経済を正せるのは、政治家や資本家ではなく民衆の力、つながればパワーであることです。
人間関係が経済の基盤
事業共同体
結い@We are united.地域共同体 community relations
農村社会では、みんなが労働や時間の貸し借りをしながら田植えや稲刈りなどの農作業を助け合いの精神で協力してきました。みんなの心の貸借表の帳尻が、時間を経てみるとピタリと合うからこそ、今だにこうした素朴ではあるが、お互いの対価を相殺し合う、切実な人間的連帯感、人の結びつきが残っています。この共同体の相互扶助の精神を「結(ゆ)い」と言います。信州安曇野では、この相互扶助制度を方言で「エイ」と言い習わしています。
私たちの暮らしの中には、無尽講のようにお互いに分かち合い、助け合う風習が、日本のいたるところに残っています。生活の知恵として民間の内に育ってきた社会保障制度です。この生活の知恵をシステム化したものが地域貨幣であり、インターネットにより地域を越えた地球規模の互助活動が、InterNetworkMarketingです。
しかし、人間関係の煩わしさから「お金で済むことは、何でもお金で済ませる」行動パターンが一般化し、この決済方法が、日本の経済を発展させて来ました。しかし、今となってみればその反動があまりにも大きく、金融機関や社会制度はその調整機能を失い不全状態に陥っています。
自分たちが笑顔になれる居場所「ほたる」
地域交流、異世代交流の拠点、世代を超えて触れ合う集落の団欒
地域課題の解決について考える寄合い所。福祉力を高める地域の茶の間「ほたる」
集落の営み
安曇野市明科上押野地区では、市からの助成金で農民広場にあった倉庫を地域の茶の間「ほたる」に改装しました。たまたま運よく、アルウィンの芝を譲り受け、農民広場を緑のくつろぎの場にすることもできました。
今、自治会(230戸、600名)の役員ですが29年度からは区長を務めます。すべての地域活動は、若者たちが結婚でき、安心して子供を産み、育てられる郷土づくりにつながるように地域経営をしてゆきます。集落の営みにスポットを当てると、日本の抱える問題点と解決策が見えてきます。一年間の実務を通して言えることは、住民が手弁当でも参加するだけの動機付けができると、予算がなくとも自律的に事は動き始めるものです。
若者の人権
地方の長男、長女は、家を守り、地域を守り、そして、故郷を離れた人々が、異郷で安心して暮らせる心強い存在です。しかし、多くの若者たちが、結婚したいのにできないでいます。結婚することにハンディを負っています。特に農村部は顕著です。人権問題です。
少子高齢化が、深刻な社会問題になっていますが、根本的な要因は、若者が結婚できなくなっているからです。経済問題などから、未来に不安を抱え、結婚を敢えてしない若者も増えています。それ故に、結婚できないでいる若者が悩んでいます。社会に結婚ばかりがすべてではない!と言う諦めの空気もあります。
One Soul, One Heart 松本山雅FC
長男、長女が結婚できる町づくり!
少子高齢化の行きつく先は、家系の断絶であり、集落の消滅
若者の結婚
着目点 群れなければ安心して子供が産めない
少子高齢化の行きつく先は、家系の断絶であり、集落の消滅です。これに歯止めを掛けられるのは、先ずは、若者が結婚し、丈夫な赤ちゃんを産み育てられる環境をつくることです。かつては機能していたこの仕組みを集落で復活させます。ヒトは、群れなければ安心して子供が産めません。地縁、血縁の絆の強い集落の営みにその可能性が残っています。
・田園ルネッサンス
・信州えいっこの会
・精神文化の復興
・結いの経済が世界を救う!
・法律が文化を駆逐する
あなたは世界の中心だ!Glocal21 は、インターネット安曇野 平林登が運営しています。ダイナミックなインターネットワーキングを知らない事業者がまだまだ多くおられます。これを知れば仕事の仕方が大きく変わります。ひとりで出来ない事はネットワークで!give and give and take、共有資産が見込めます。結いの思想を感受し、そして、みんなでつながれば、Well-being な日本になる。
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