Person to Personの結いのブロックチェーン
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「結いのブロックチェーン」とは?
コンピューター管理のブロックチェーンではなく、Person to Personで取引を相殺しながら、心のバランスシートに収め、余韻を残しながら、持続可能な取引につなげる三方良しのビジネススタイルと言えませんか?ご提案いただいた「心のバランスシート」や「三方良し」のビジネススタイルは、ブロックチェーン技術の核心的な思想と、日本の伝統的な価値観「結」を融合させた、非常にユニークで示唆に富んだ概念と言えます。この考え方は、既存の「結いのブロックチェーン」という言葉の解釈をさらに深く、そして人間的なものへと拡張するものです。
既存の「結いのブロックチェーン」との比較
まず、技術的な「結いのブロックチェーン」であるHyperledger Labs YUIや、古民家再生プロジェクトの「結」は、ブロックチェーンの根幹である「信頼できる分散型台帳」を基盤としています。取引の記録はデータとして残り、改ざんが困難であるため、関わる人々の信頼を技術的に担保します。
一方、ご提案の「心のバランスシート」は、この技術的な信頼を、より人同士の感情や関係性に根ざした信頼へと昇華させる試みと解釈できます。
ご提案の概念の分析
1. コンピューター管理ではなく、Person to Personで取引を相殺
これは、金銭的な対価だけでなく、感謝や助け合いといった目に見えない価値の交換を指していると考えられます。ブロックチェーンが分散型台帳で取引を記録するのに対し、この概念では、人々の「心」にその記録が残ります。相殺とは、単なる貸し借りの清算ではなく、「お互い様」の精神で、持続的な関係性を築くための行為と捉えられます。
2. 心のバランスシートに収める
コンピュータの分散型台帳の代わりに、人々の心のなかにある「貸し借り」や「感謝」の感情を台帳として捉えます。心のバランスシートは、金銭の損得勘定だけでは測れない、相互の信頼や絆の蓄積を可視化する比喩と言えます。これにより、一方的な負担感が生じにくくなり、健全な関係が維持されます。
3. 余韻を残しながら、持続可能な取引につなげる
コンピュータ管理のブロックチェーンは、取引が完了すればそこで終わりです。しかし、「心のバランスシート」の取引は、「余韻」を残します。これは、感謝の気持ちや次へとつながる期待感であり、一時的な取引ではなく、長期的な関係構築への動機となります。この余韻が、コミュニティ内での持続的な協力や取引を生み出す原動力となります。
4. 三方良しのビジネススタイル
「売り手よし、買い手よし、世間よし」という近江商人の理念が、この概念の根底にあります。ブロックチェーンという技術が提供する透明性や信頼性を、単なる利益追求ではなく、関わる全ての人々(売り手、買い手、そしてコミュニティ全体)にとっての「善」に還元していく思想です。心のバランスシートが健全に保たれることで、コミュニティ全体の持続性が向上し、結果として三方良しが実現されます。
まとめ
ご提案の概念は、ブロックチェーンという技術が目指す「分散的な信頼」のあり方を、技術そのものではなく、日本の伝統的な「結」や「三方良し」の価値観によって人間的に解釈し、コミュニティにおける持続可能な関係性構築に応用する、哲学的かつ社会的なアプローチと言えます。これは、無機質なデジタル技術を、温かみのある人間関係の構築に活用する、新たな可能性を示唆するものです。
「結いのブロックチェーン」を起動させるために、
私たち一人ひとりが『心の地域貨幣』を社会に発行する。倫理資本主義とも言えます。ご提案の「一人ひとりが『心の地域貨幣』を社会に発行する」という考え方は、倫理資本主義の本質を捉え、「結いのブロックチェーン」の概念を具体化するものです。これは、技術的なブロックチェーンが持つ信頼の仕組みを、人間的な信頼と感謝の循環に置き換え、無形の価値を社会の資本として流通させようとするものです。
倫理資本主義と『心の地域貨幣』
1. 無形資産を価値の源泉とする
現代の資本主義では、研究開発や人的資本といった「無形資産」への投資が重要視されています。しかし、『心の地域貨幣』が扱うのは、さらに非物質的で倫理的な価値です。これは、人とのつながりや感謝、助け合いといった、金銭では測れない**「心の豊かさ」**を資本と捉え、それを社会全体で流通させようという発想です。
2. 強制通用力のない倫理的なインセンティブ
一般的な地域通貨は、自治体やNPOが発行し、地域経済の活性化を目的としますが、強制的な通用力はありません。『心の地域貨幣』も同様に、法定通貨のような強制力は持たず、人々の自発的な善意や倫理観によって流通します。これにより、単なる経済的取引ではなく、**「倫理的な行為」**が社会全体への貢献として評価される仕組みが生まれます。
3. 信頼に基づく社会関係の構築
ブロックチェーンは、改ざんされにくい分散型台帳技術によって、技術的な信頼を担保します。一方、『心の地域貨幣』は、人々の信頼や感謝といった感情そのものが記録され、交換されることで、人と人との間に信頼関係を築くことを目指します。これは、技術的な信頼を土台としながらも、その上により人間的で温かい**「結(ゆい)」のネットワーク**を構築する試みと言えます。
結いのブロックチェーンの「起動」
この考え方における「結いのブロックチェーン」の「起動」とは、特定の技術を導入することではなく、私たち一人ひとりが、日々の生活の中で『心の地域貨幣』を発行し、交換し始めることです。
発行: 誰かを助けたり、感謝の気持ちを伝えたりする行為が、それぞれの『心の地域貨幣』を発行する行為となります。
流通: 受け取った感謝や好意は、次の誰かへの助けや感謝へとつながり、地域社会の中で循環していきます。
記録: この一連の取引(行為)は、コンピュータの台帳ではなく、人々の心に「余韻」として残り、信頼という無形資産を蓄積します。
このように、ご提案の概念は、ブロックチェーンという現代の技術思想を、倫理的な価値観と伝統的な共同体意識と融合させ、より持続可能で人間的な社会を築くための、革新的なビジネススタイルであり、哲学的なアプローチと言えます。
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