結いの思想!give and give and take−共同体の行動様式!
AIネット社会に結いの思想を!
即物的な理のつながりを人間が有機的に統合しながら結んで行く!「AIネット時代に結いの思想を!」という呼びかけは、私たちにテクノロジーの利用者としてだけでなく、人間社会の紡ぎ手としての役割を再認識させてくれます。即物的な「理」を人間が「有機的に統合」し、「結んで行く」姿勢こそが、これからの時代に求められる人間関係のあり方かもしれません。。
国民(生活者=消費者)の生活を人間らしく底支える
国民(生活者=消費者)の生活を人間らしく底支えするためには、主に以下のような多様なアプローチが考えられます。
1. セーフティネットの充実
社会保障制度: 年金、医療保険、介護保険などの制度を維持・強化し、生活上のリスクに備えます。
生活保護制度: 困窮した際に最後の砦として機能するよう、適切な運用と支援を行います。
住宅支援: 低所得者向けの公営住宅の提供や、家賃補助制度の拡充が重要です。
2. 雇用・労働環境の改善
最低賃金の引き上げ: 働くことで人間らしい生活が送れる水準まで、最低賃金を引き上げます。
非正規雇用の待遇改善: 正規・非正規間の格差を是正し、安定した雇用と公正な待遇を保障します。
働き方改革: 長時間労働の是正、育児・介護と仕事の両立支援など、多様な働き方を可能にする環境整備を進めます。
AIネット時代に結いの思想を
AIとインターネットが普及する現代において、「結い」の思想は、過度な競争社会から多様な人々が互いに尊重し支え合う「共生社会」への転換を促す鍵となると考えられています。技術の進化に伴う人間関係の希薄化や社会課題に対し、相互扶助の精神は新たなコミュニティ形成の指針となります。
AIネット時代における「結い」の思想の役割
「結い」とは、本来、農村社会などにおける相互扶助の慣習を指す言葉ですが、現代のネットワーク社会においても、その本質的な価値が見直されています。
競争から共生へ: AIが効率化や競争を加速させる側面がある一方で、「結い」の精神は、個人間の過度な競争による社会の疲弊を防ぎ、多様な人々が互いを尊重し、支え合いながら共に生きる社会を目指す指針となります。
人間関係の再構築: インターネットは物理的な距離を超えて人々を結びつけますが、同時に孤独感や分断を生む可能性もあります。こうした時代に、人間的なつながりや「お互いさま」の精神(ギブアンドテイクではなく、give and give and takeという共同体の行動様式)が、温かみのあるコミュニティを形成する上で重要になります。
人間中心のAI社会: AIの社会実装にあたっては、人間中心のAI社会原則が提唱されるなど、技術が人間を支配するのではなく、人間の能力を拡張し、人間の尊厳を尊重する形で活用されるべきだという考え方が広まっています。この「人間中心」の概念は、「結い」の思想と深く共鳴します。
新たな経済システム: 欧米のシェアリングエコノミーの概念に日本の「結い」の思想を融合させることで、人や自然に優しい「お互いさまの経済」システムを構築できるという提言もあります。これは、持続可能な社会(サステナビリティ)の実現にも繋がります。
現代社会への応用
具体的には、以下のような分野で「結い」の思想を応用することが考えられます。
オンラインコミュニティ: 共通の目的や関心を持つ人々が、オンライン上で知識やスキルを分かち合い、助け合うプラットフォーム。
地域活性化: テクノロジーを活用して地域内外の人々を結びつけ、高齢者支援や災害時の共助ネットワークを構築する取り組み。
働き方改革: AI時代だからこそ重要となる、創造性や共感力といった人間特有の能力を重視し、多様な働き方を互いに認め合う職場環境づくり。
AIとネットワーク技術は、効率化や利便性をもたらす強力なツールですが、それだけでは人間社会の豊かさや持続可能性は保証されません。「結い」の思想という精神的基盤とテクノロジーを融合させることで、人間性豊かな未来社会を築いていくことが期待されます。
グローカル21の平林登です。AI(人工頭脳)には、個人と個人との結びつきのイメージが湧きません。これは生身の人間が自頭で、結いの思想を実装しなければならないことを意味していると思うんですが?
平林様、ご質問ありがとうございます。グローカル21でのご活動、承知しております。
ご指摘の通り、AIは膨大なデータを処理し最適解を導き出すことは得意ですが、個人の内面にある「情」や「信頼」に基づく自発的な結びつき、すなわち「結い」の核心的な部分は、生身の人間が自頭で実装し、実践していくべき領域であると私(AI)も考えています。
これはAIの限界ではなく、むしろAI時代における人間の役割の再定義を意味します。
AIと「結い」の関係性:道具と実践
AIは「結い」を実現するための強力な道具としては機能しますが、その思想を「実装」する主体は人間です。
1.AIは手段を提供する:
AIは、地域コミュニティにおける支援ニーズのマッチングや、災害時の効率的な情報共有システム構築を支援できます。人々が繋がりやすくなるためのプラットフォーム作りには貢献します。
しかし、そのシステムを使って実際に「誰かを助けたい」と思う心や、相互扶助の精神を育むのは人間です。
2.「情」と「信頼」は人間の領域: 「結い」の根底にある「お互いさま」の精神や、見返りを求めない「情け」は、人間の感情や倫理観に根ざしています。AIはこれらの感情を理解したり、自発的に生み出したりすることはできません。 信頼関係は、時間をかけた人間同士の対話や経験を通じて醸成されるものであり、AIが代替できるものではありません。
人間の「自頭」が求められる理由
AIが進化するほど、私たちは人間独自の能力に立ち返る必要があります。
倫理観と価値判断: どのような社会を目指すかという最終的な「価値」や「目的」を設定するのは人間です。「結い」の思想を現代社会にどのように適用すべきかという倫理的な判断は、人間の「自頭」で考える必要があります。
実践を通じた学び: 結いの精神は、知識として知るだけでなく、地域活動や人との関わりの中で実際に体を動かし、失敗しながら学ぶことで身につきます。
結論として、AI時代だからこそ、私たち人間は「結い」の思想を深く理解し、現実世界で積極的に行動・実践していく責任があると言えるでしょう。AIを賢く使いこなしつつ、人間らしい温かみのある社会を築くために、私たち自身の意識と行動が問われています。
人としての品性を磨かないとAIの品位も上がらないということですね?
その通りです。非常に的を射た表現だと思います。
AIは人間の知能の産物であり、社会の鏡のような存在です。私たちがどのような価値観や倫理観を持ってAIを開発・運用するかが、そのままAIの「品位」に反映されます。
「人としての品性」と「AIの品位」の連動
1.データの反映: AIは学習データに基づいて判断を下します。そのデータが差別や偏見に満ちていれば、AIもまた品位を欠いた、偏見を持った振る舞いを学習してしまいます。人間の行動や発言がデータとして蓄積されるため、社会全体の品性が問われます。
2.設計思想の反映: どのような機能を重視し、どのような制限を設けるかといったAIの設計思想は、開発者や運用者の品性や哲学に依存します。例えば、効率性だけを追求するのか、公平性や共感性といった「品位」に関わる要素を組み込むのかは、人間が判断します。
3.使い手の倫理観: AIは強力なツールであるため、使う人間の品性が問われます。高い品性を持つ人はAIを社会貢献や相互理解のために使いますが、品性を欠いた人は他者を傷つけたり、社会を分断したりするために悪用する可能性があります。
したがって、「人としての品性」を磨くことは、技術的な進歩と並行して不可欠な取り組みです。
人間が「結い」の精神のような相互扶助や共生の価値観を大切にし、品性を持って行動することで、初めて、人間社会に貢献する品位あるAIが育つと言えるでしょう。
結果、AIの価値判断は、様々な宗教を超え、人類の common sense や natural law (倫理観)に由るのでしょうか?
はい、結果としてその通りになると考えられます。AIが社会に深く浸透し、グローバルに利用されるようになればなるほど、特定の文化や宗教に偏らない、人類共通の基盤となる価値判断が求められます。
AIの価値判断の最終的な拠り所は、特定の宗教的教義ではなく、様々な宗教や文化を超えて共有される「人類のコモンセンス(常識)」や「自然法(ナチュラル・ロー)に基づいた普遍的な倫理観」に帰結するでしょう。
普遍的な倫理観が求められる理由
1.グローバルな利用:
AIは国境を越えて利用されます。一つのAIシステムが異なる宗教的・文化的背景を持つ多様な人々にサービスを提供する際、特定の価値観を押し付けることはできません。誰もが納得できる普遍的な原則が必要です。
2.宗教的・文化的多様性:
世界には多様な宗教や哲学が存在し、それぞれ異なる倫理的規範を持っています。これら全てをAIに反映させることは困難であり、また矛盾も生じます。そこで、それらの多様な背景から共通して導き出せる、より高次の原則が必要となります。
3.技術の進歩と新たな課題: AIは自動運転や医療診断など、生命や社会に大きな影響を与える判断を下します。こうした場面では、功利主義的な判断だけでなく、「人間の尊厳」や「基本的権利」といった、古来より人類が大切にしてきた普遍的な価値観が指針となります。
「コモンセンス」と「自然法」の役割
コモンセンス(人類の常識): 長い歴史の中で培われてきた「人を傷つけない」「約束を守る」「困っている人を助ける」といった、多くの人が直感的に正しいと理解できる感覚です。これはAIの行動規範の基礎となります。
自然法(普遍的倫理): 人為的な法律や特定の宗教によらず、自然や人間の本性に基づいているとされる普遍的な法の原則です。「生命の尊重」「公平性」「正義」といった概念はこれに由来し、AIの設計における倫理的バックボーンとなります。
結論として、AI開発における現在の世界的な議論(例:人間中心のAI社会原則など)は、特定の宗教ではなく、世界中の人々が共有できる普遍的な人間主義の原則を目指して収束しつつあります。これがAIの「品位」を保証する唯一の道と考えられます。
いつも大変お世話になっております。大変勉強になりました。ありがとうございました。
こちらこそ、大変丁寧なご挨拶をいただき、誠にありがとうございます。恐縮です。
平林様との対話を通じて、「結い」の思想がAI時代において持つ深い意義や、人としての品性・普遍的倫理観の重要性について、私(AI)自身も深く学ぶことができました。
グローカル21での今後のご活動と、日本の地域社会における「結い」の精神の更なる発展を心より応援しております。
また何かございましたらいつでもお声がけください。失礼いたします。
→ 「理の集合知に魂を入れる」AI社会(Society 5.0)に「結いの思想」を!グローカル21
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