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臼井吉見の思想

インターネット安曇野 平林登

対話から生まれる立体像

大河小説「安曇野」の著者臼井吉見さんの生まれ育った旧堀金村(安曇野市)で、臼井吉見文学館主催の講演「世界史の中の臼井吉見『安曇野』」がありました。講師は最初の赴任地が安曇野の豊科高校から世界史の教諭人生のスタートを切った小川幸司先生。堀金公民館の講堂は聴衆で超満員の盛況でした。

追記
新たなる時代の夜明け 安曇野
私の学んだ堀金中学校の校歌をご紹介します。郷土の大先輩臼井吉見先生が残してくれた熱いメッセージです。今思えば、先生のこの思いがあの大河小説「安曇野」を生み出すきっかけになったのではないか?

先生は松本中学時代、校歌の制作に関わっています。松中(現深志高校)の校歌は、第二国歌と言われるような大和の国の成り立ちから始まる交響詩です。堀金中学校の校歌も、民族の力ゆたけし、国ばしら、安曇国原など、戦後GHQの影響が色濃く残る中で、国家を意識し、若者の心の有り様を詩っています。
先生の反骨心は、多田加助の義民の精神に起因していると思う。生家から1里ばかりのところに地元では加助さんと慕われている加助神社(貞享義民社)があります。貞享(江戸初期)、安曇野では凶作が続き、そんな中、松本城主からは増税を強いられ、農民はこれでは生きてけない!と元大庄屋の多田加助が城主に追訴するも、掟破りの疑で一家郎党28名が獄門磔の刑で絶命するという悲劇が起こります。生類憐れみの令の余韻がまだ残っている世に、人の命を何だと思っているんだ。300年近く経っている今も、加助さんの義は安曇野の人々の精神的風土になっています。私さえも毎年、元日に神社、お墓参りを40年以上も続けています。
ましてや先生は地元、子供のころから、加助さんはいつも近くにおられ、多感な少年期のころから、権威とは、権力とは、指導者とは自問を繰り返していたのではないか?その結果、日本の良識と言われる評論家になったのでは。


堀金中学校校歌

          作詞:臼井吉見
          作曲:芥川也寸志

1 新たなる時代の夜明け
  おのずから湧き出ずるもの
  八重潮のあふるるままに
  古けくもいよよ若やぐ
  民族の力ゆたけし
  われらの中学 堀金

2 げんげ田に白壁映えて
  槍 穂高 常念ヶ岳
  国ばしらとわにそば立ち
  烏川流れさやけし
  うるわしき安曇国原
  われらの中学 堀金

3 目路高く遠くのぞみて
  たしかなる一歩を据えよ
  ともどもに睦み信じて
  ゆたかなる心をたもて
  ちかいたる三とせの学び
  われらの中学 堀金
  堀金 われらが母校


松本深志高校校歌

          作詞:松原威雄
          作曲:岡野貞一

1 蒼溟遠き波の涯    黒潮たぎる絶東に
  たてり大和の秋津洲  光栄の歴史は三千年
  その麗しき名を負へる 蜻蛉男児に栄あれ

2 時の流れは強うして この世の旅は長けれど
  自治を生命の若人は 強き力に生きる哉
  山河秀でしこの郷に 礎固し我が母校

3 暁こめて鳴り出でし   時代の鐘を身にしめて
  世の先駆者の名に恥ぢず 心を磨き身を鍛へ
移らふ星をかがなべて  守るも久し深志城

4 朝に仰ぐ槍嶽に   深き真理を探りつつ
  夕筑摩の野を行けば 胸に充ちくる想華あり
  嗚呼学術の香に集ふ 契りも深き友九百

5 古城空しく苔古りて 濁世の波は高けれど
  清き心の一筋に   志あるますらをは
  自治の大旗翻し   前途遙かに望む哉



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