論語 上
 ろんご 宇野哲人 299頁 2、524円 送料310円  ISBN4-89619-201-X
論語は孔子と弟子たちの言行録で、世界不滅の古典である。本書は、今は亡き漢文学界の第一人者による晩年の全講議録で、平易卓抜な講議は、読者を魅了して止まない。

論語 下
 ろんご 宇野哲人 288頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-202-8
下巻には郷党篇から尭曰篇までを収録。

老子
 ろうし 山室三良 284頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-203-6
老子という書は、別名「道徳教」とも言い、合計五千余言。戦争を否定し人為を排斥し、無為自然の境地を唱導する。儒教と並ぶ道家思想の源泉。本書は、特に老子の求める大道について考証する。

公孫竜子
 こうそんりゅうし 天野鎮雄 270頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-204-4
「白馬は馬ではない」と言う白馬非馬や堅白異同の詭弁を唱えたは有名。本書は戦国時代活躍した名家思想家公孫竜の全貌を紹介し、現代倫理学の成果をふまえて詳細に訳注した労作。

孫子
 そんし 田所義行 258頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-205-2
「兵は国の重大事である」と孫子葉兵法を説き、兵戦、軍略、外交策、経世策の必要性を強調。本書は敵との対処の方法など、日常卑近な事例にうつして前編を解説。生存競争を生き抜く指針の書。

菜根譚
 さいこんたん 今井宇三朗 316頁 2、524円 送料310円  ISBN4-89619-206-0
明の洪自誠の著。「花は半開きを看、酒は微酔に飲む。この中大いにけ歌手鷄佳趣あり」など、養生に関する名句が多く、古来より日本人の心の糧として親しまれてきた。また自己修養の一書にも数えられる。 
貞観政要
 じょうがんせいよう 原田種成 276頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-207-9
貞観政要は呉兢という歴史家が唐の太宗の政治に関する言行を収録下書で、我が国にもこれにあやかり貞観という年号がある。古くから政治家、実業人に愛読された政治宝典である。

近思録
 きんしろく 山崎道夫 302頁 2、524円 送料310円  ISBN4-89619-208-7
朱子・呂祖謙の共編。論孟・老荘等と共に、修養書の七つの一つであり、宋代朱子学における人間形成の経典である。本書は通釈をはじめ注釈も豊富に取り入れ、知性と実践の百四十八条を精選した。

塩鉄論
 えんてつろん 山田勝実 254頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-209-5
漢の桓寛の著。漢帝国時代における塩と鉄と酒との専売制の存廃をめぐって、官民の論争を収録したもの。歴史・文学関係あるいは社会経済史的分野からも参考になる経済論である。

抱朴子
 ほうぼくし 村上嘉実 242頁 2、039円 送料310円  ISBN4-89619-210-9
晋の葛洪の著。抱朴子とは葛洪の自称で、人間永遠の願望である不老長寿の霊薬を求めつつ神仙の世界に挑戦。本書は人々誰もが興味を覚える中国仙人のロマン、抱朴子内篇を紹介する。

墨子
 ぼくし 高田淳 290頁 2、230円 送料310円  ISBN4-89619-211-7
現存十五巻五十三篇。近代中国革命の原動力ともなり。魯迅の小説でも知られる墨家思想の博愛主義を唱導する。本書は兼愛・非攻・節用などの主篇を精選した。

大学・中庸
 だいがく・ちゅうよう 俣野太郎 302頁 2、718円 送料310円  ISBN4-89619-212-5
四書の一。大学はもと礼記の一篇、三網八条目から成る。中庸は孔子の孫の子思の作で、共に精神修養書として古来から読まれてきた。本書は学・庸の根本より探究し、特に注は諸説が引かれている。

荘子
 そうじ 阿部吉雄 294頁 2、330円 送料310円  ISBN4-89619-213-3
周の荘周の著。孟子とほぼ同時代のひと。一名「南華真教」と言い、破天荒な寓話やびいこせむしなどの不具者がユーモアと風刺を交わして語る人間自立の声。荘周の超筆力と荘子哲学を、本書に再現。

十八史略
 じゅうはつしりゃく 市川任三 252頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-214-1
元の曽先之の選録。史記・後漢書等、十八史の事実を妙録し、時代順に編纂したもの。明治の始めに爆発的な人気を呼び、教科書にもよく引用される。手軽な解説書として好評の書。

蒙求
 もうぎゅう 柳町達也 286頁 2、230円 送料310円  ISBN4-89619-215-X
唐の李澣の著。書名は易経の蒙卦に「童蒙我に求む」に基づき命名したもので、古人の逸話を類集したもの。四言一句の韻律が調子がよく、名言故事の宝庫でもある。漢文入門書としても最適。

韓非子
 かんびし 小野沢精一 284頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-216-8
韓非は戦国時代の思想家。政治を行う上で、法と刑罰の重要性を説く。すなわち賞罰は確実に与えて国家の運営は法術に限るという。本書は、現代に切実な韓非の法家思想入門。

漢書藝文志
 かんじょげいもんし 鈴木理次郎 312頁 2、718円 送料310円  ISBN4-89619-217-6
漢書藝文志 は司馬遷の史記と並び、後漢の班固が著した漢書百巻中の第三十巻に記載されている漢代学術の目録で、本書はその唯一の完訳本で古典研究家必備の一冊である。

春秋左氏伝
 しゅんじゅうさしでん 鎌田正 312頁 2、718円 送料310円  ISBN4-89619-218-6
単に左氏伝、左伝とも言い、魯の歴史を記載する編年体の史書で、公羊・穀梁と共に春秋三伝の一つ。左伝は、孔子の倫理観で記録された春秋諸国の多彩な人間絵巻と言える。

唐宋八家文
 とうそうはっかぶん 佐藤一朗 258頁 2、600円 送料310円  ISBN4-89619-219-2 
最初のものは明の茅坤の唐宋八大家文鈔であり、日本においては大流行を遂げた唐宋八家文とは、清の沈徳潜の唐宋八家文読本を指している。本書は、特に宋唐の八大文豪の名文章三十四篇を選択。

白氏文集
 はくしもんじゅう 内田泉之助 246頁 2、400円 送料310円  ISBN4-89619-220-6
白居易(字は楽天)の著。三千余篇の名詩葉枕草子や平家物語をはじめ、日本文学に大きな影響を及ぼした。本書は中唐の社会詩人白楽天が民衆の苦悩を詠じ、政治の頽廃を諷した代表作百篇を平訳。

戦国策 上
 せんごくさく 沢田正煕 254頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-221-4 
国策・国事などとも言われ、前漢の劉向が三十三編に編集。本巻には蛇足・虎の威を借りる狐の話も見られる。弱肉強食の戦国の世、蘇秦・張儀らが、独創的な視野で、諸侯に合従連衡を唱えた戦国史話。 

戦国策 下
 せんごくさく 沢田正煕 238頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-222-2
下巻に趙篇から中山篇までを収める。上巻同様、故事熟語の出典となり、気軽に読めるものを中心に選択。士は己を知る者のために死す、先ず隗より始めよ等の話が見られる。

女伝
 れつじょでん 荒城孝臣 334頁 2、524円 送料310円  ISBN4-89619-223-0
漢の劉向の撰書。女の美醜と愛憎が織り成す功罪と社会の平安発展を支えてきた女の特性を描写。本書は中国古代女性史百四話全編を注解し、「続列女伝」の目録を付した。

文選
 もんぜん 網裕次 252頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-224-9   
梁の簫統が、周から梁に至る詩文の中から佳作を選出し編纂。日本では平安時代に良く読まれた。本書は、司馬相如の子虚賦・諸葛亮の出師の表・陶淵明の帰去来辞等の名作を掲載。


 ぜいえん 高木友之助 286頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-225-7  
漢の劉向の著。春秋時代から漢の初めまでの先賢の逸話を捜集。古来より指導者階級の人々に愛読される。本書はすべて二十篇収録し、その日常に活かし得る章を選んで解説する。

朱子行状
 しゅしぎょうじょう 佐藤仁 230頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-226-5
南宋時代における、中国最大の哲学者朱子の行状記であり、高弟の黄幹が著作したもの。儒教の正統を確立した宋学の大成者朱子の一代記である本書は、朱子学入門の書としては好評を得ている。

国語
 こくご 大野峻 270頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-227-3
周の左丘明の作と伝えられており、春秋外伝あるいは左国史漢とも称され、左伝・史記・漢書とともに必読の史書として、高く評価されている。興趣ありて重要な人間史話四十三篇を精選。

列子
 れっし 穴沢辰雄 296頁 2、330円 送料310円  ISBN4-89619-228-1
八巻、一名「沖虚真経」。戦国時代の列禦寇の作と言われるが、定かではない。荘子と双璧をなすユーモアな寓言で神話伝説を語る。本書は、その列子の世界全八章を注釈し、道家思想を解説する。

緯書
 いしょ 安居香山 218頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-229-X
緯書は、論語・孟子のように年代や人によって編まれた一書ではない、散佚した緯書資料を総括して述べたものである。古来より漢代思想の予言・革命の書としてもあつかわれてきた。

楽府
 がふ 澤口剛雄 222頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-230-3
宋の郭茂倩の編。詩を音楽に合わせて歌った楽譜詩を収録した歌曲集。本書は、不老長寿の願望と自らの安心を悲歌した満歌行・胡笳十八拍・焦仲卿妻等、五十篇を収録。

竹窓随筆
 ちくそうずいひつ 荒木見悟 230頁 2、000円 送料310円  ISBN4-89619-231-1
初筆147、二筆130、三筆112篇の話題が収録されており、その中から名僧が看たまま感じたままの赤裸々な人間観を綴った、現代人の宗教学入門百十章を紹介。

小学
 しょうがく 遠藤哲夫 230頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-232-X
宋の朱子の指綬を受け、門人の劉子澄が纂述。小学は大学に対する名称で、古今聖賢の伝習の中から少年教育に関するものを抄出編成。本書は、情操と知恵の成長に合わせ説いた小学外篇の全釈。

晏子春秋
 あんししゅんじゅう 山田琢 210頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-233-8
単に晏子とも言う。斎の晏子の言行録を後人が編集したもの。春秋の乱世、斎国三代の君に仕えた政治家晏子が、庶民の立場になって君主を諌めた名宰相の治国平天下の記録。

管子
 かんし 柿村峻 238頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-234-6
現行本七十五編、作者未詳、ただ管仲とその門人らしい。かの有名な故事「管鮑の交わり」は今でも我々の心に生きている。本書は名宰相管仲の政治経済論を参考にして、処世上に役立たせる。

三国志
 さんごくし 宮川尚志 222頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-235-4
西晋の陳寿の著。魏・蜀・呉の三国の史を言い、歴代正史の一。三国志は、後の「三国志演義」の資料としても活用されており、本書は天下を三分して争った人々の戦国史話十五篇を紹介。

正蒙
 せいもう 山根三芳 270頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-236-2
宋の張載の撰述。往聖のために絶学を継ぎ、万世のために大平を開かんと、宇宙人生と中国独特の唯物思想の道を開いた横渠先生の代表作。本書は、形而上学を学ぶ上で大変興味ある一書である。

陰隲録
 いんしつろく 石川梅次郎 214頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-237-0
明の袁了凡の著。陰隲の語は初めて書経に見え、立命之学・謙虚利中・積善・改過の四篇より成る。雲谷禅師に従事して善事を実行し己が運命を改革した大丈夫一代の実践記録である。

晋書
 しんじょ 越智重明 240頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-238-9
正史の一。唐の太宗の詔によって、房玄齢らが編集した晋代の史書。古い制度や秩序が崩壊して、新しい倫理と人間関係が芽生えた六朝時代の背景を描写。本書はその晋代の入門書である。 

世説新語
 せせつしんご 八木沢元 234頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-239-7
南朝宋の臨川王劉義慶の著。漢代から東晋までの佳事逸話を収録し、三十六篇から成る。唐代伝記の元祖とも言われ、本書は最古の志人小説より興味深いと思われる百四十の物語を解説する。

商子
 しょうし 清水潔 218頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-240-0
商君書とも言い、戦国時代前半紀の秦の政治家鞅の思想をまとめたもの。法家を代表する主要な書と言える。本書は、未開の秦に変法を施行し、一大強国を築き上げた革命児の思想を展開。 

王陽明文集
 おうようめいぶんしゅう 岡田武彦 224頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-241-9
明の王守仁(陽明)撰述。「王文成公全書」の中から陽明の上秦文や書翰・詩・学問論などを選出し収録する。本書、陽明の行動哲学二十六章は、王陽明の生涯と思想を知る上で至便である。

楚辞
 そじ 星川清孝 228頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-242-7
楚の屈原と、屈原に感銘した弟子後人らの作品集。北方文学の詩経に対して、楚辞は南方文学を代表する。文の構成および押韻の方法に特徴があり、本書はこの代表作を精選した。

文中子
 ぶんちゅうし 市川本太郎 238頁 2、039円 送料310円  ISBN4-89619-243-5
一般的には「中説」と称し、随の王通矢門人たちの記録を、姚義などが編したもの。元来、論語に擬していると言われており、本書は教育と著述に一生を捧げた文中子の解説書である。

後漢書
 ごかんじょ 藤田至善 236頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-244-3
本紀・列伝は六朝の笵曄、志は晋の司馬彪の著であり、正史の一。専制君主制を背景に、宦と外戚と官僚とが、政権争奪する姿は古今通じている。本書は、その列伝十人を取り上げている。

孟子 もうし 渡辺卓 216頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-245-1
四書の一。周の孟軻の言行や学説を記録。孟子の「性ハ善ナリ」ノ説、また諸国を遊説して王道・仁義を説いたことは有名。本書は、亜聖と称せられる孟子の行動的な古典から二十四章を精選した。

資治通鑑
 しじつがん 竹内照夫 178頁 1、942円 送料310円  ISBN4-89619-246-X
宋の司馬光の著。周末より五代に至る国家の興衰、生民の喜憂などを詳記し、正史と共に貴重な資料である。本書は、後漢の党錮事件・劉裕の北伐・安禄山の天宝の乱など収録。

淮南子
 えなんじ 楠山治樹 214頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-247-8
漢の淮南王劉安が、食客数千人を集めて作成した先秦諸家の思想書。天文・伝説・兵略・風俗など
極めて種類豊富で、一種の百科全書的著作である。本書は善二十一篇の主論を収録。

五代史
 ごだいし 日野開三朗 166頁 1、806円 送料310円  ISBN4-89619-248-6
唐末に起こった後梁・後唐・後晋・後漢・後周の五代の歴史を、宋の薜居正らが、太宗の勅命により撰述。本書は、大動乱の後を受けた五代の食貨志全篇を詳細に注釈した労作。

古文真宝
 こぶんしんぽう 柳町達也 222頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-249-4
七国より宋に至る諸家の作で、前後二集から成立し、前集は詩、後集は文を収め、江戸・明治の文学に多大な影響を及ぼした。本書は、その亜tp集の中から漁父辞・帰去来辞・出師表等、十四篇を訳注。

呉子
 ごし 松井武男 134頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-250-8
一巻、呉の門人によって編録されたらしい。呉子は、魯・魏・楚の三大国の将軍を歴任し、孫子・尉繚子らと共に武経七書に入っている。本書は、百戦百勝の兵家呉子の全貌を紹介。司馬法抄を付す。

新唐書
 しんとうじょ 古賀登 210頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-251-6
宋の欧陽修らが、仁宗の詔を奉じて編集した唐代の正史で、本紀十巻・志五十巻・表十五巻・列伝百五十巻から成る。本書では、楊貴妃、李白、杜甫、安禄山、黄巣など、大唐帝国の華麗な人物伝を描く。

天主実義
 てんしゅじつぎ 後藤基巳 245頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-252-4
マテオ・リッチの著。イタリアの宣教師マテオが、明末に渡来して布教するに当たり、中国の伝統思想や風俗の是非を論じた、西洋人の肌で触れた珍しい中国批判の書。

孔子家語
 こうしけご 清田清 222頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-253-2
孔子の言葉・行事および門人との問答を記録。魏の王粛の偽作と言われているが、孔子を理解する上で重要な役割を果たしている。本書は、孔子の学問を志す人の必読書と言えよう。

居業録
 きょぎょうろく 平田栄 210頁 1、903円 送料310円  ISBN4-89619-254-0
明の胡居仁の門人、余佑の編。実践躬行の学問を唱え、朱子学末流の弊を排し、陽明学の先駆をなした居仁の講学語録。薜敬軒の読書録と並んで明代初期の儒学の粋とされ、本邦でも愛読された。

宋名臣言行録
 そうめいしんげんこうろく 諸橋・原田 210頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-255-9
宋の名臣の言行録を朱子が集録。単に名臣言行録とも言い、我が国では夙に覆刻が行われ、明治天皇の御愛読の一書でもあった。現代にも通用する名臣三十三傑の言行を紹介。

文心雕竜
 ぶんしんちょうりゅう 戸田浩曉 212頁 2、000円 送料310円  ISBN4-89619-256-7
梁の劉思の著。十巻五十篇より成り、駢文と称される特徴のある文体で、古来、文人たちに珍重されてきた。本書は、時代の金字塔である文心雕竜の文章表現法、修辞法などの心得を詳解する。

太玄経
 たいげんきょう 鈴木由次郎 278頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-257-5
十巻。西漢の揚雄が易に擬して著した占筮書かつ哲学書で、律暦、天文、陰陽五行の説を総括した漢代象数易の傑作。本書は、最も難解とされていた太玄易の全貌を明らかにし、日々の処世訓とした。  
大戴令
 だたいれい 新田大作 278頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-258-3
前漢の戴徳の編纂。また大戴記とも言い、礼に関する説を集録。人間社会における交流と維持発展のためには、一体、どんな礼制が必要か? 本書は、礼の理想像を説いた人間関係の調整剤。

五雑俎
 ござつそ 藤野岩友 204頁 1、942円 送料310円  ISBN4-89619-259-1
明の謝肇制の編。五とは天・地・人・物・事の五部を言い、天文地理などの広範囲を論述する。特に、日本・沖縄関係の資料や体験記、政治論、民間行事等まで記録して日本人にも愛読された書の一つ。

中国古典新書 全100巻 つづく


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