法言
 ほうげん 鈴木喜一 218頁 1、942円 送料310円  ISBN4-89619-260-5三巻。漢の揚雄の撰述。論語を模倣して、学問・政治・人生を論じた思想書。太玄経、揚子方言ととのに揚雄の代表作の一。本書は、特に訳文を箇条書きにして一層明解にした。

陸象山文集
 りくしょうざんぶんしゅう 福田殖 242頁 2、039円 送料310円  ISBN4-89619-261-3
象山は名を九淵と言い、文集は象山の没後、陸持之によって編集された。今、世界に注目される陽明学の溯源は、この陸学であった事は述べるまでもない。本書は、その主要な詩文と語録を収録。

書譜
 しょふ 西林昭一 220頁 1、942円 送料310円  ISBN4-89619-262-1
孫過庭の書譜は、王義之の書を典型としており、書の哲学・芸術論を秘めている。本書は、自筆本書譜をテキストとし、多数の参考図版を用い、書の芸術論を解明する。書を学ぶ人の良き伴侶である。

元史
 げんし 小林高四郎 266頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-263-X
正史の一。明の宋濂らが勅命により編纂。太祖ジンギスカンの一代記を始め、漢土侵略のムカリ、天下の師父耶律楚材など、モンゴル帝国草創期の政治・経済・人物群像を描く。

史記
 しき 福島中郎 216頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-264-8
前漢の司馬遷の作。上古の黄帝より漢の武帝までの歴史を記す。中国の正史の始祖で、我が国には夙に伝来された。本書は、厖大な史記の抄訳八篇ではあるが、要領を得た入門書として好評を受く。

画論
 がろん 古原宏伸 224頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-265-8
東洋画は線の芸術と言われており、画論は中国絵画をあらゆる観点から論じた、唯一の画学書である。本書は、画の気韻、主張、画法論を始め、張彦遠・石濤らの人物など、歴代中国画論の粋を集成。

新序
 しんじょ 廣常人世 204頁 1、942円 送料310円  ISBN4-89619-266-4
宋以後伝わる所十巻。春秋から漢初までの人物の伝記・逸話を集録。為政者の訓戒とするため、成帝の勅を奉じて漢の劉向が校訂。「説宛」「列女伝」と共に、中国人のヒューマニテイーを描いた代表作。

礼記
 らいき 下見隆雄 238頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-267-2
五経の一、漢の戴聖の編。周末から秦漢にかけての古礼に関する記録。周礼・儀式と合わせて三礼と言い、特に、礼記の出現は意義も深く用途も幅広い。本書は、身辺の道徳作法四十二条を解説する。

五行大義
 ごぎょうたいぎ 中村璋八 256頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-268-0
先秦より隋に至る五行説を集録し、組織的に整理・分類した書。そn影響は国文学を始め、神道や仏教、民間の医学易学栄養学等にまで及ぶ。陰陽五行入門。

伝習録
 でんしゅうろく 安岡正篤 230頁 2、400円 送料310円  ISBN4-89619-269-9
明の王守仁(陽明)の語録を門人の徐愛らが編集。伝習は「論語」の伝不習乎より命名。すなわち、机上の学問に実践が伴ってこそ真の学問である、と説く。本書はその行動哲学四十六章を紹介。

荀子
 じゅんし 木全徳雄 232頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-270-2
戦国の中末期にかけて活躍し、孟子の性善説に反対して性悪説を唱える。また「青はこれを藍より取りて藍より青し」等の名文を生む。礼法・教育を重視した荀況の哲学三十八章を収録。

牧民心鑑
 ぼくみんしんかん 林秀一 226頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-271-0
明の朱逢吉の編。牧民とは「民をやしなう」の意で、民衆を治め、部下を統制する実際を述べる。当時の中国の役所の機構、性格や特殊性なども描かれ、張養浩の三事忠告と共に古来管理職の必読書。

原人論
 げんにんろん 鎌田茂雄 120頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-272-9
著作の年代は不明、中国仏教の概論を収める。華厳五祖の宗密が、主に、仏教の哲理について説教してもので、禅学の貴重な文献。本書は、仏教概論のテキスト・参考書として好評を博している。

易経
 えいきょう 赤塚忠 146頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-273-7
五経の一。古くは、周易・易と称する占いの書で、万物の変化と論理の因果関係を説く。本書は、凡ての経文と繋辞伝、及び説卦伝の重要な所を解釈し、易はあたるかを考え、著者の見解を述べる。

茶経
 ちゃきょう 林・安居 252頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-274-5
茶は、我々日本人の心であり、世界の人々のも愛用されている。本書は、茶の源流・作法を説いた唐の陸羽「茶経」、大典禅師「茶経詳説」、効用を語った栄西禅師「喫茶養生記」の詳細な訳注本。

書経
 しょきょう 野村茂夫 248頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-275-3 五経の一。もと尚書と称し、上代は尭・舜より夏・殷・周時代の政道を伝承的に記録する。本書は、中国最古の帝王像を描写した貴重な資料であり、民本主義を代表した政治思想の姿とも言える。 

金史
 きんし 外山軍治 258頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-276-1
正史の一つであり、紀伝体の歴史書。元の順帝の勅命により、托克托らが編纂する。体例厳整、文章簡潔にして、遼金元史の中でも特に秀れており、新興勢力の強烈な建国絵巻を描く。

詩薮
 しそう 横田輝俊 202頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-277-x
明の胡応麟の撰述、古今の詩を評釈した詩論書。我が国においては、貞享三年に刊行され、独自の見識で歴代の作者を通論、また古詩近体を名弁したことは、詩史の先駆をなすものである。

遼史
 りょうし 島田正郎 158頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-278-8
宋・金史と共に二十四史の一。元の順帝の勅命により纂修。中でも常衛志・部族表・国語解などは、良く遼王朝の特長を描写。本書は、モンゴル系の国家を学ぶ上で唯一の貴重な資料である。

呂氏春秋
 りょししゅんじゅう 内野・中村 218頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-279-6
一名「呂覧」。秦の呂不韋が食客三千人に編纂させた書。儒家・道家・墨家をはじめ諸家の思想が集論されており、我が国には平安朝初期に、高誘の注本が伝来している。本書巻頭の研究編は特に出色。

滄浪詩話
 そうろうしわ 市野沢寅雄 174頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-280-x 
一巻、宋の厳羽の著。中国の詩論書であり、一に滄浪吟巻とも言う。大率、盛唐を旨として論じ、妙悟を主とする。また詩弁・詩体・詩法・詩評・詩証の五部門に分け、禅を借りて詩を論説したのが特長。

大同書
 だいどうしょ 坂出祥伸 204頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-281-8
清朝末期の政治改革論者、康有為の著作。儒家の理想世界を、ヨーロッパ流の近代思想で再解釈し、差別のない平等太平な世界国家の理想を述べた書。1919年に初めて公表された。

人天宝鑑
 にんでんほうかん 篠原寿雄 212頁 1、903円 送料310円  ISBN4-89619-282-6
古今の秀れた高僧と人達の、悟りと安らぎの境地を語り、禅門の逸話をはじね禅の公案の数々を描き写す。本書は、分かりやすく現代風に意訳・解説した、古くから禅入門として愛読される曇秀の名著。

呻吟語
 しんぎんご 足田啓祐 242頁 2、039円 送料310円  ISBN4-89619-283-4
明の呂坤の書。呻吟とは苦悩のうめきを言い、三十年にわたる精神的苦闘と思索の跡を記録。自己修養のために書かれた呻吟語は、かつて好評を得た公田先生の訳注があるが、本書は、新編集の精選版。

幽夢影
 ゆうむえい 合山究 214頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-284-2
簡潔な表現で文学史上特筆すべき小品文学の一時代を築き上げた清代初期のエッセイスト・張潮の代表作。意訳・解説を加えて中国的エピグラムの世界を紹介。

周易参同契
 しゅうえきさんどうけい 鈴木由次郎 200頁 1、942円 送料310円  ISBN4-89619-285-0
後漢の魏伯陽の著。人間永遠の願望である不老長生に応えた道教の養生法を、易の陰陽和合の原理で説いた性の教典。本書は、鈴木博士が精魂をかたむけた遺稿であり、本邦初の完訳本である。

春秋繁露
 しゅんじゅうはんろ 日原利国 194頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-286-9
董仲舒の著。儒学の政治観や陰陽五行思想・災異現象等、古今の事暦を述べる。本書は、漢の武帝の国家統一体制の支柱となった「楚荘王・玉杯・竹林・玉英・精華」篇を収めた初の翻訳本。

食経
 しょくけい 中村・佐藤 216頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-287-7
古くから、中国において「食学」に関する記録が多く、その中でも特に漢方学・調理法など、その伝統は一際輝く。本書は、食の哲学を学び、養生法また疏・肉・魚等、古来の調理法を解説する。

酔古堂剣掃
 すいこどうけんそう 合山究 226頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-288-5
明末の陸紹行の著。人々は日々に酔い名利を求め、国家は正に昏迷滅亡に及ぼうとする折、これに喝を入れ忠告を放った著。小品文学の中で反骨精神を込めた心身鍛練・精神修養の養生訓と言えよう。

六韜・三略
 りくとう・さんりゃく 岡田脩 270頁 2、621円 送料310円  ISBN4-89619-289-3
孫子・呉子と共に兵法の書。六韜は文韜・武韜・虎韜・豹韜・龍韜・犬韜の六篇を言い、三略は黄石公三略と称する書で、上略・中略・下略をさす。乱世の処世術に応用できる戦術戦略全編を訳注。

伊川撃壌集
 いせんげきじょうしゅう 上野日出刀 212頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-290-7
生涯詩作三千余首、その詩は豊かな理ろ情とを合わせ持って宇宙を包む。近年日本で注目されつつある宋学の先駆者にして特異な北宋詩人・康節の珠玉の思想詩150首から探る人物と風懐 

孝経
 こうきょう 林秀一 196頁 1、942円 送料310円  ISBN4-89619-291-5
身体髪膚これを父母に受く。いま最も大切な親子の関係と先祖の祭祀を、孔子と曽子の対話をかりて、具体的に示した孝の原典を、孝経研究の第一人者が古文孝経孔氏伝を底本として懇切に全訳。

射経
 しゃきょう 濱田富士男 196頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-292-3 
弓矢の精神と伝統的な射技を詳論して、射の道を体系的に追求した明末の李呈芬の名著を、日本との比較など余説を交えて詳細に完訳し、弓に代表される武の精神と中国の射の大体を明らかにした。

劉念台文集
 りゅうねんだいぶんしゅう 岡田武彦 234頁 2、000円 送料310円  ISBN4-89619-293-1  
程朱と陸王を折衷し、王陽明心学を啓発して独創的学説を掲げ、江戸時代、特に幕末の日本の儒学者達に大きな影響を与えた明末の大儒劉念台の劉子全書から、彼の学術思想を伺うにたる十数篇を訳注。

顔子家訓
 がんしかくん 宇野精一 252頁 2、233円 送料310円  ISBN4-89619-294-x
北斉の顔之推が子孫のために世間人情の利害を明らかにし、処世の法を述べて戒めとしたもの。中国の士大夫の教養学問の根底をなす斉修身家の具体的な条目が明白になっている。全二十章を全訳。

論衡
 ろんこう 綿本誠 224頁 2、400円 送料310円  ISBN4-89619-295-8
王充の著。漢末の乱世を憤り、風俗の頽廃を目にして、世俗の誤りを正さんとした書。いささか極論、冗漫なところもあるが、漢代の合理主義的唯物論としては出色。運命論に絞って採録。

神仙伝
 しんせんでん 福井康順 300頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-296-6
晋の葛洪の著。八十四人の神仙について記録したもの。本書には、老子・墨子等四十五人の道士を収録した。さまざまな内丹・外丹の不老不死の術を得て、変化自在な道家の世界が展開される。

帝範・臣軌
 ていはんしんき 麓保孝 126頁 2、136円 送料310円  ISBN4-89619-297-4
帝範は唐の太宗の撰。四巻。太子のために帝王たる者の規範となる十二条目について収録。臣軌は則天武后の撰。二巻。人臣たる者の軌法となるべき道十章を録す。古来管理職必読の古典。

詩経
 しきょう 石川忠久 240頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-298-2
五経の一。古代の宮廷や各地の民間の歌謡を集めたもので、孔子が三百五篇に整理したと言う。本書では、国風を中心にして大雅・小雅の代表作五十篇を、近代の金文解釈等に触れながら訳注。

唐詩三百首
 とうしさんひゃくしゅ 大川忠三 220頁 2、427円 送料310円  ISBN4-89619-299-0
清の乾隆時代の撰。唐詩選が初唐中心であるのと比べ、これは中唐、晩唐までの代表作320首を収めてあって、唐一代の詩風をみるのには、最高の詩集である。本書には、代表作九十六篇を収録。

朱子文集
 しゅしぶんしゅう 友枝龍太郎 宋学の大成者・朱子の七十年にわたるきびしい思想学問を、自筆の原稿を基に項目別に分類した詩文集から、朱子の物の考え方の中心となる二十九篇を注訳して、不世出の碩学の人と思想を解明する。

索引
 橋本栄治編 236頁
既刊百冊の中国古典新書から各巻の重要語句を集録し、これを五十音別に分類した総索引。各巻の挿入の引き換え券百枚と引き換えに配布します。なお、これは非売品です。  
 


信州ふるさと通信
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