小布施町 小さな町に大きな心



 小布施は不思議な町です。お洒落で、知的な雰囲気と、田舎風の素朴さが、歯車のようにかみ合って、不思議な魅力を漂わせています。住んでいる人も、訪れる人も、小布施の風に触れたとき、ふるさとの情景が心の中に芽生えます。そんなぬくもりと案心感に包まれた自由と進取の気風が満ちた町。それが、私たちのふるさと小布施なのです。

情熱のある心豊かな人づくり
ふるさとを愛し、感性を磨き、新しい文化を創る。
個性豊かな産業を振興し、活力あるまちづくり
だれもが安心して暮せる、心通いあう福祉のまちづくり
うるおいのある、花咲く美しいまちづくり


21世紀の小布施に向けて 町長 唐沢彦三
 21世紀を目前にして、小布施の住民一人ひとりが新しい時代に、新しい活力の改革をしようとしている。その改革の原動力となるのは農業である。農業は町の基幹産業として経済を支えてきた。しかし、昨今の社会状況の中で、多くの若者は「苦労、汚い、危険」の3k産業のイメージが強い農業を避けてサラリーマンになり、農業従事者は高齢化して、後継者不足となっている。
 一方消費者は、与えられるだけから、自分で選択してモノを得るようになってきている。すなわちface to face。顔の見える取り引きによって安心、安全を求めようとする、賢い消費者が多くなってきたのである。生産者にしてみてば、消費者は安心安全を農産物に求めているのであるから、農産物を作る過程を公開するなど、自らの顔をアピールする農業を始められるチャンスなのである。農業は自ら創意・工夫し、自立・自助して競争の中で生きる時代を迎えている。農業が時代を生き抜くには、「研究、開発、情報」を経営の基本におくことがまず必要である。そして農業を「強く、やさしく、おもしろい」ものにしていくには、新しい3k「広告、交通、交際」を使うことである。自ら宣伝し、流通ルートを開拓し、顧客を創出していく、つまり、やる気を持ち、安心安全を説明し、消費者と直につきあうことで、農業は一層魅力的になっていくのである。人が集まる所に産業が起こるという。既に一部の若者や女性グループは、小布施を訪れる多くの人に自ら生産・加工したものを販売し、6次産業を興し始めている。新しい農業の創出と活性化が経済や社会全般に影響をもたらし、大きなエネルギーとなって、新しい小布施を創り出そうとしている。
 21世紀のまちづくりの主役は、住民一人ひとりである。みんながまちづくりに参加し行動していけば、新たな文化が創造され、人に優しい環境ができ、福祉も充実して、小布施がますます進歩・発展していくものと信じる。

小布施の原風景
 誰もが、心の中に懐かしい風景を持っています。その風景の中に、川で水遊びや魚取りをしたり、山や林で虫取りやきのこ採りをして遊んでいる、子供のころの自分を見つけることができます。
豊かな自然に恵まれた小布施には、そんな心に残る風景、懐かしいふるさとの風景が多く残っています。
代表的なものに雁田山とその山麓、千曲川と松川の水辺空間があります。一昔前とは趣を変えつつも、その風景は今なお、私たちの心に安らぎを与えてくれています。
 りんご畑や延徳田んぼ、栗林とそこで働く人々の姿、農村集落に見られる苔が生えた瓦屋根や養蚕をしていたと思われる大きな家、道路沿いの通り門などは、農村ならではの温もりを感じる風景です。
豊かな自然がもたらし、歴史や風土の中で長い年月をかけて守り育てられてきた風景は、造ろうと思って造れるものではありません。
祖先が、私たちに残してくれたこの風景を、かけがえのない宝として次代に残していくことが、今を生きる私たちの役目といえるでしょう。

ふるさとの道
 道を、車や急ぎ足で通過するだけの場所でなく、人が行き交い、出会い、あいさつと会話があり、笑顔が生まれる場所にするための取り組みを行っています。
地域住民が利用している昔ながらの三尺道(赤線)や裏小路を町内文化施設などを結ぶ道として、また、町中と町外周部の駐車場を結ぶ道をポケットパークやベンチのある空間として整備を進めています。道への愛称づけもその一つで、谷街道や脇街道などの歴史的な名称や、観音通りや大日通りなど地域の特性を生かした名称がつけられてきています。
 ゆっくりと、会話を楽しみながら散策できる道の整備は、快適な生活空間の創造へとつながっていきます。

小布施町役場 026-247-3111



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故郷につながる道・・・信濃路


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