木島平村 再発見“自然劇場きじま平”
ふるさとは子どもや孫への贈り物
木島平村には、大都会にあるような娯楽施設も、大きな会社もありませんが、豊かな自然のなかで、やすらぎや快適さをもとめて、暮らしのの基盤を進めてきました。しかし、「心の時代」とも言われる21世紀を迎えるに当たって、都会の便利さとは違う、木島平村ならではの「こころ」の部分を、なんとかして創造していかなければ、という気運が高まってきました。
「木島平村ならではの」と考えたとき、最初に大都会にはない自然が見えてきました。
上信越高原国立公園内にあるカヤの平高原は、国の自然休養林にも指定され、ブナの原生林は、豊かな水を供給してくれます。さらに、その水を利用した農業や地場産業、根塚から発見された長大な鉄剣をはじめとする歴史的な文化遺産などが、これからの村の心を創造する資源になると気づいたのです。なかでも高社山を中心とする村の地形は、『自然の大パノラマ野外劇場』を思わせ、他では見られないダイナミックな風景を形成しています。まるで村を抱くようにそびえる高社山。村のどこからでも見えるこの山は、古くから信仰の対象であり、私たちは、敬いと親愛の情を込めて「高社 たかやしろ」と呼んできました。遠くから村に帰るとき、高社の姿が見えると安心し、農作業の折、腰を伸ばすとそこに高社を見て疲れをいやしたものです。
その麓に広がる舞台こそ、私たちの木島平村です。この舞台は木造でも、鉄筋コンクリトでもなく自然そのもの。俳優はここに住む私たち自身であり、自然や文化遺産などすべてです。
そして、みんながいきいきとした暮らしを演じられるような舞台をつくり、子どもや孫たちに残していこうというところから「自然劇場」として木島平の新しい村づくりが始まりました。
村づくりには、みんなの意見が必要です。そこで全戸アンケートや中学生の作文募集を行い、さらに集落懇談会や各種団体懇談会を実施。ここで出された意見を集約して第4次振興計画の原案がつくられました。懇談会の参加人員は、1、035人にものぼります。冬の公民館に熱気をもたらしたこの懇談会を通じて「世界に一つしかないふるさとは、子どもや孫への贈り物であり、きれいな感性豊な子どもたちの美しい心を育てる材料として、村づくりがある」「最も重要なのは、自らの村を良く知り、そのうえで長期的なテーマをもった村づくりを進めてゆくこと」を確認し合いました。
こうして「自然劇場きじま平」をテーマとする第4次振興計画が生まれたのです。
村民参加で生まれたこの計画を指針として、訪ねて見てくれる人に喜びを与え、演じる私たちがやりがいを感じる「あそび」と「くらし」の舞台、そして新たな発想で活力を生む「創造」の舞台を、このパノラマ野外劇場で演出しています。開演を知らせるベルは、ちょうど誕生から40年たった1995年に、高らかに開幕の時を告げました。都会をまねるのではなく、村の魅力を十分に生かし、「みんなで考え、実行する」村づくりが始まっています。
その象徴の一つが、「ふう太」のシンボルマーク。はちまきをして「がんばるぞ」という表情をした鬼は、村に古くから伝わる鬼の首塚伝説と村鏡をイメージしたもので、土台となっているブルーの曲線は、「実り豊かな大地」と「清らかな流れ」を表わしています。この「ふう太」のもと、みんなで「自然劇場きじま平」を築
きます。
木島平村村民憲章
私たちは、奥信濃の自然の恵みと、先人の遺徳に感じ、木島平村を明るく、豊かな村にするため、この憲章を定め、くらしのよりどころとします。
- 1、自然を愛し、環境を整え、きれいな村をつくります。
1、生産に励み、豊かで、しあわせな家庭をつくります。
1、心のふれあいを深め、連帯感にみちた村をつくります。
1、からだをきたえ、心をゆたかに、活力のある村をつくります。
1、教育を尊重し、知識を求め、創意にあふれる村をつくります。ふれあい田んぼオーナー
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故郷につながる道・・・信濃路
クリア・ウオーター・リバイバル
水につながるふるさと
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