庚申講


春秋年2回(4月と11月)
篠の井山布施 当番の家
組 織   42戸で講が3つある
禁 忌   庚申講も 祭りの幟り立ても、子どもはいいが 女の出席はいけない

 崇拝対象は、古い掛軸で、像はわからない。供物は線香、ろうそく、1人前の御馳走。御飯、長芋汁、おちょこ(くるみ、こんにゃくの白和え)おひら(椎茸、揚、人参、長芋の煮物)皿(大根、人参、薄揚のけんちん)を黒うるしの御膳にのせる。酒はなく精進料理である。3日位まえから5合ずつ米を集める。
 夕方、お線香をたててお参りし料理を食べる。欠席者はなく、女の代理は認めない。
 15年くらい前までは来た人から風呂に入った。枕を出して12時頃まで話をした。昔は庚申の日に年7回くらい行った。延喜年間から続いている歴史のある講である。
           (昭和60年11月16日・町田俊久氏)

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村人の祈りが聞こえる

信州ふるさと通信
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