西宮神社の恵比寿講(おえびすさん)



例大祭 11月18日から20日
初恵比寿祭 1月19日 20日
月例祭 毎月20日
伊勢町 西宮神社
組 織   西宮神社永代御神楽講
御利益   商売繁盛 五穀豊穰 家内安全

 崇拝対象は事代主神、蛭子神(大国主命)、えびすの神、食稻魂神(うがのみたまのかみ)、保食神などである。
 11月の例大祭は、午前11時に講中の御祈祷祭を斎行する。お神楽の奉納は11時、15時、18時の3回で、毎年国の無形文化財の指定を受けた東京の江戸里神楽の松本源之助社中煮よる神楽奉納がある。白馬、北佐久、辰野、芋井、戸隠、長野など講員は2.500人くらい。10人が一つの講を作り交代で代参者がお参りをし、お札を受ける。昭和60年から暦も受けるようになり、一般の人達多数のお参りがある。恵比寿講は商家の祭りといわれ、19日の宵えびすにはだるまや熊手、縁起物などを売る露店が立ち並び、大変な賑わいとなる。恵比寿講は煙火が有名である。初恵比寿の1月19日、20日のお祭りの時に、御種銭(100円)をお借りして翌年倍にしてお返しする。商売の元にするという意味である。
 伝承では事代主神、蛭子神は、昔より我が国の商業の祖神として崇拝され、食稻魂神、保食神は田の神さまといわれている。文化11年に合祀。御鎮座年代は寛文3年の勧請と伝えられる。
 事代主神は島根県美保神社、蛭子神は摂津西宮神社が本社である。永代御神楽講は明治13年に成立され、神楽殿には有名芸能人達の奉納した額が上がっている。
            (昭和61年11月19日・神主さん)

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