桐原牧神社の初うま


春祭(初午)3月8日
風祭 9月1日
秋祭 9月29日 30日
吉田桐原 桐原牧神社
組 織   桐原区民全員 地縁
御利益   作物の豊作 良い馬が育つように
石像石塔  清水の湧き出ている池のそばに石像がある

 崇拝対象は市杵島姫命と大宣都姫命の2人の女神である。
 春祭りにはくじ作りをする。春祭りは賑やかで、区の役員が藁馬を三宝にのせ、行列を作って社寺総代の家からお宮へ行く。お供物は米、野菜、果物、藁馬、だるま、くじ引きの品物などで、神主が祝詞を上げ9時から11時の間にくじ引きをする。くじで藁馬を当てようと集まる人数はおよそ千人くらいで、費用は吉田地区の商店や会社などからの寄付金でまかなわれ、SBCテレビ番組で放映された。風祭り、秋祭りは米、野菜を供え神主の祝詞奉上、玉串奉奠があり祝宴となる。
 奈良朝時代には古野一帯は牧場で、桐原の牧の最盛期は千年から千五百年前で、当時の人々が良馬産出の祈願に「このような立派な駒が出来ますように」と精魂を傾けて藁の駒形を作って神前に奉納した信仰芸術であり、今なおこの特殊神事が伝わっている。奈良朝時代、13代成務天皇は娘、市杵島姫命と妹の大宣都姫命に1頭の種馬白馬を持たせ派遣し、日本一きれいな水の湧き出す桐原七清水という原野に牧場を作った。馬を育てるには絶好の所と目をつけた天皇は、
野馬に種付をし、ふやして皇室へ送った。今の桐清水が親清水である。「信濃の勅旨牧の御馬、2、274匹」と古い書物に記されている。
 昭和36年4月、当市の産業博覧会へ藁馬を出品。皇太子御夫婦の行啓に際し優秀な民芸品として両殿下に献上。昭和39年5月、当県に植樹祭りのため天皇皇后両陛下行幸に際し、その製作工程 を天皇に供し献上をした。
            (昭和60年4月30日・斎藤順蔵氏)

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村人の祈りが聞こえる

信州ふるさと通信
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