観音講


毎月17日
栗田 円通院
組 織   浄土宗 曹洞宗の信徒 その他希望者 会員100名余
御利益   安産 心の安らぎ 何の願いも叶うという
古文書   寛永20年の願文 寺に関するもの

 崇拝対象は、本尊如意輪観音像、前立本尊如意輪観音、お腹守り如意輪観音像。勤行としては、読経、念仏、お説教である。春秋の彼岸あけには、お数珠まわしをする。供物としては、新米、季節の果物、菓子など。出席者の大方は女性である。以前は男性もいたが少なくなった。終了後、茶話会となる。会費は年1、500円。時間は午後1時頃から3時半頃まで。
 伝承によると、栗田氏の分家で堂を造立したという。明治初年、廃寺となった折、信者が数人集まり堂を守ったことが観音講の再興になった。お腹守りの信仰は、お嫁さんが身ごもると如意輪観音の像の判を押した布を頂いてきて、腹帯の間に入れていると安産であるという。無事出産の後はお礼参りをし、新しい端布を供える。
           (昭和60年11月19日・青木正義氏)

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村人の祈りが聞こえる

信州ふるさと通信
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