御射山様(山の神さま)
8月25日
安茂里差出 三島大神境内
組 織 区の世話人と後見人4人ずつ8人で交替で世話をする 育成会も参加している
御利益 五穀豊穰 産子繁栄 山仕事の安全祈願 悪魔祓い 厄除け
崇拝対象は山の神(みさやまさま)。差出40戸から50戸。主に農家の人が出席したが、現在は人数が多くなっている。
祭りは夜7時過ぎ、公民館で神楽ばやし、獅子方連が御獅子を奉納し、8時出発、登り約1キロメートルの山の神社へ向かう。中学3年の男の子8人(子供連)が堤灯を持って行列の先頭に立つが、今は子供の数がへって人数が集まらないこともある。山の神社前で獅子舞奉納、花火も上げる。その後下って八幡宮に寄り、ここでも舞を奉納する。昔は子供連が寄付を集めたが、今では費用は区で負担する。舞は犀川神社の獅子舞と同質の舞であり、獅子舞のうたの中には、五穀豊穰の願いを語ることばがある。
昔は山の神の祭として、現在より少し山へ入った所に神社があり山の神の祭りをした。公民館前の道端にあった威徳天神が、道路拡張の折に三島神社の境内に合祀される。8月24日に天神祭りを、26日に山の神のまつりをしていたが、現在は三島大神、威徳天神、山の神の祭りを、すべて一緒に26日に行うこととなった。昔は山の神の講があったようだが今はない。
(昭和60年8月25日・青沼幸信氏)
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信州ふるさと通信
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