三峯講
3月19日
湯谷 三峯社石祠前 公会堂
組織 三峯講員 70件くらい地縁
御利益 火防 盗難 疫病除け 作物を守る 盗難除けの神とされている
石像石塔 三峯社石祠
崇拝対象は三峯大権現を祀る石祠及び三峯神社の文字の掛軸。お供物は、お米、御神酒、野菜、果物、お団子(赤・白・青)他。
三峯社の石祠や道祖神碑その他の石碑が、並べて建てられている前で、一緒にお祀りをする。
午後1時頃より神主を招いて注連の切り替えをして、神前で祭事を行う。祭典長挨拶、神事、玉串奉奠、全員拝礼。
米を粉にひいて、前夜よりおばあさん2、3人でお団子をつくり、お詣りに来た人達に配る。出席者は男性で、3月19日が日曜日でない時は女性も出席し、公会堂で午後4時頃まで直会をする。
費用は1件4百円くらい。
三峯講の当番ノートがあり、昭和41年の記録には、白米一升、頭付魚、塩一皿、御神酒一升、紙一丈、白麻一かけ、細縄十尋などと書かれている。
昔は秩父大滝村にある三峯神社へ3月19日にお詣りに行った。三峯信仰は田畑を荒す猪や鹿などを退治してくれるのは山犬(狼)ということから、農業神として農山村に伝わった。現在でも山間 部では門口に狼を画いた神札が貼られている。
(昭和56年7月21日・堰免頼太氏)
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信州ふるさと通信
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