延命地蔵祭り(おまるめ)
11月15日夜7時頃より
川中島今里於下 公民館
組 織 地域の人
御利益 団子を食べると知恵と延命 無病息災
石像石塔 石か木の延命地蔵がある
崇拝対象は延命地蔵の坐像である。勤行としては、灯明をあげ団子、花を供え数珠を廻しながら念仏を唱える。
祭祀の順序としては女性が主であるが、子供も集まり(一軒で一人は必ず出席)年頭の人が先導で念仏を唱え鐘をたたきながら数珠廻しをする。「なんまんだ仏」と唱える。その後地蔵さまに供えた団子をくばる。子供達を帰して大人だけでお茶を飲む。
この祭りは大正期からしていた。それ以前のことは不明であるが、於下部落の南に堂があり、そこにお地蔵さまが祀られていて毎年この堂で「おまるめ」をした。以前は堂守(僧)がいたが、その後無人となり堂がいたんだので昭和53年から公民館へお地蔵さまを移し、毎年公民館で「おまるめ」をするようになった。今は隣組単位で当番となり順番で世話をする。
三日位前から各家から米五合から一升を集める。非農家の家では100円(多い人もある)出す。
15日は朝から当番の人達は公民館へ集まり団子を作る。以前は隣組長の家で団子を作った。今でも、おばあちゃんとお嫁さんが仲良く団子作りに参加している家もある。年一回の行事だから楽しみにして集まる。
縁起話として年代は不明であるが、九州から佐々木某という人が来てここへ住みつき、延命地蔵を信仰していたという。
(昭和62年5月18日・山崎はまい氏)
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村人の祈りが聞こえる
信州ふるさと通信
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