養蚕社祭り(かいこがみさん)
11月15日午後3時頃
妻科 用水の水門脇 養蚕社前
組 織 妻科神社氏子
御利益 養蚕の振興
石像石塔 社殿横に明治7年再建の「大山石尊大神」の銘の自然石がある
崇拝対象はおんべと大黒様、勤行は神主の祝詞、玉串奉奠、お祓いの後、区長と神事委員が玉串奉奠をする。まず妻科神社から祭具を行列をつくって持って行き、社殿の注連縄を新しくする。小さな花火をあげ神事に入る。
供物は米、野菜、御神酒、頭付の魚、昆布、果物などである。日取りは神主の都合に合わせる。
昔は一帯が農家で養蚕も盛んだった。戦後一時期は祭りの時に山車も出たことがあった。今は伝統の火を消さないようにと上(かみ)と下(しも)とで分担して守っている。しもは聖徳さんを守る。大山石尊神のことを山の神さんといって、同じ時に注連縄を新しくして祭っている。田の畔におんべを立てて、虫送りのお祓いをした。
(昭和61年11月15日・石黒好栄氏)
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信州ふるさと通信
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