風祭り(とうせんぼ)
8月31日から9月1日
古牧南高田 伊勢社
組 織 部落内の人たち
御利益 五穀豊穰 秋の豊作祈願 台風の厄日二百十日を無事に過ごせる
崇拝対象は伊勢社。8月31日夜8時にたいまつに火をつけて、部落から神社までたいまつ行列をする。たいまつは丈3メートル、直径20センチから30センチくらいのものを大麦わらで作る。子どもは小さいたいまつで参加する。
たいまつは最後に神社の境内で焼き、社殿で区長さんから御神酒を頂く。昔は全戸90数戸で最低1本はたいまつを出したので、90本から100本くらいは出たという。今はわらが少ないので10本くらいである。このたいまつの行事は200年も続いているという。伊勢社の造営されたのは天文年間といわれていて、以来毎年8月31日夜二百十日の「とうせんぼ祭り」が行なわれている。神主が来て神事をするということは昔も今もない。江戸時代末期から明治時代は神楽舞も出たという。
(昭和56年8月31日・今井嘉幸氏)
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信州ふるさと通信
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