Iターンネットワーク 新・信州人倶楽部

　パチンコ店についてのご報告が遅くなり、申し訳ありません。去年暮れに村の広報で、パチンコ店の計画は事実上撤回、今後も村としては受け容れない、という報告が出ていました。
　今年に入ってからも、中学校と小学校のPTA会長さん二人の連名で、遊興施設をはじめとする教育環境を乱すものについては受け容れない方針にしたい、という文書が出たそうです。村の農業委員会でも、農地の転用や譲渡については、村の将来にマイナスになるものが無いように、また、転用許可を出した後に利用目的の変更や譲渡先の変更などといった不正な手段で村の環境が乱される事の無いように厳しく見ていく、とのことでした。

　議員の松沢さんが中心になった署名、最終的には3200もの署名が集まりました。母ちゃんたちのネットワークのすごさでした。
保育園でも小学校でも、どこに行っても署名用紙を持って集めてる人が何人もいて、人口9000人あまりの村でこれだけ集まると、他の議員さん達も無視はできない、といった感じでした。とはいっても、「共産党の」議員さんが中心である、ということへの抵抗は根強くあったようです。署名に紹介議員としては協力しなかった議員さんも多かったのですが、署名活動が終わった後にそれぞれの立場で、農業委員会や教育委員会に働きかけ、今回の撤回、という結果を導き出してくれたようです。

　なんにせよ、住民の声が大規模な署名活動としてあがり、それに議員や行政側が敏感に応えた、という形で収束に向かったといえましょうか。これまでに何度か署名運動、というものはありましたが、こんなに早く、かつ大量の署名が集まったのは初めてでした。住民が署名慣れ、住民活動慣れしてきたのかなあ、とも思います。

2005.1.31 亀井智泉

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