Iターンネットワーク

新・信州人倶楽部

▲▲▲ おたより紹介コーナー 〜アドバイス〜 ▲▲▲

 みなさんからの「おたより」に対する会員からの返事や、
良き?アドバイスを掲載していきます。

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●メッセージ<9-1>

ご質問の中でいくつか気になる点がありましたので、私なりにお答えさせていただきます。
(1)少なくとも松本地方の物価は必ずしも安くないと思います。
(2)都会から移住してきた方々の多いところ・・・、という部分ですが、結局は回りの地元の方々と暮らして行くわけであり、元都会人との交流で生活していくのではありません。過度の期待は禁物です。
(3)さて、信州での仕事です。営業やサービス業務が得意とのこと。いわゆる“つぶしがきく”職種ですので、丹念に探せば条件にかなった就職は出来ると思います。さて、脱サラに関しては、私もサラリーマンですので、コメントするべきではありませんが、やはり資格はあった方が絶対に有利ですし、突出した技術、技能がないと難しいと思います。
(4)二兎を追うものはいっ兎をも得ず、のことわざもあります。私としてはまず職業を確保する、ということがIターンの失敗率を少なくする基本だと考えています。

松本市 Sより

辛口のコメントでごめんなさい。



●メッセージ<9-2>

 Iターンに成功、っていうのもなんだか変な比喩ですが、取りあえず東京から移住して、5年が経ちました(当時、夫33歳、妻29歳)。メールの内容を見ていると引っ越す前の自分を思い出すようで、似たような境遇の方は結構いらっしゃるのだなぁ、と妙に感心してしまいました。頑張ってね、と声援を送りたくなります。

 さて、生活していく上で最も気になるのはやはり、仕事のことでしょうね。私たち夫婦もやはりそうでした。気合いだけでは生活できないのが現実です。私の場合、今は自営業者という肩書きですが、引っ越した当時はサラリーマンでしたのでよかったものの、親戚や友人もいなかったこの地で、いきなりの脱サラっていうのは考えられませんでした。脱サラといっても様々な職種があるとは思います。確かにペンション経営っていうのはその代表的なイメージですが、今は通信網の発達のおかげでもっといろんな仕事が田舎でもできるようになったので、そういう意味では職業の選択肢は拡がったと思います。

 仕事をどういうふうに捉えるか、というのが重要なのかもしれません。考え方の事ですが、例えば、移住と仕事はどちらが優先するのか、また仕事は誰でもやりがいや楽しさを見いだせるほうがいいのは理想ですが、現実にそれに費やす一日の内の三分の一の時間をどう考えるか、によると思います。現状の東京での仕事に満足いくものがあれば、それはそれで幸せでしょうし、ある意味ではその部分を捨てる覚悟がいる訳ですから、そこをよくよく思案、ご夫婦で相談されるといいと思います。賃金を得るだけなら不況とはいっても田舎でもなんらかの仕事はあります(選ばないなら)が、果たして人間そういった状況ではいつまでも我慢できるか、というのは人それぞれですね。

 お子さんがいらっしゃらないのはある意味では救いです。少しでもいろんなしがらみが少ない方が自由がききますし、夫婦のコンセンサスさえきちっととれていれば行動しやすいでしょう。蓄えがある程度あるなら、仕事を探すことを最優先にしなくても先に移住をしてしまう手もあります。知人でそんな方も実際いました。計画に慎重になることは臆病とはちがいますからいいことと思いますが、自分も永らくサラリーマンだったので、ついつい先の収入の見込みばかり考えてしまうクセがあったことを今思うと、借金さえ無ければなんとかご飯は食べていける、程度のつもりでもいいかと最近は思っています。繁華街にもあまり興味はないご様子ですし。

 東京や大阪にある長野県のIターン事務所に相談に行かれた方の話はよく聞きます。もっぱら技術系の企業が信州には多いのでそんな職種に限定される割合は多いようですが、人から聞いた話なので、どうかはわかりません。後はこちらの地場の職安でしょうか。又、地域の就職情報誌をあたるのもいいでしょう。松本市や長野市でしたら、人口対比では就職先も多いとは思います。でも、便利な場所は地価もそれなりに高いので、住居費の負担が多いですから、折角の田舎暮らし、思い切って山間部に引っ込みましょう(家賃安いです)。

茅野市 谷口


返事<2> ふたたび西塔さんから

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