私は1946年生まれで大町市出身です。18歳まで大町にいましたが、その後信州を離れたのち90年にUターン、現在は美麻村に住んでいます。信州には山が恋しかったことと、大町市の分譲地に応募し、2,000万円で土地付きの家が建てられる、という気持ちで戻ってきました。現在の場所に落ち着いたのは主人の人柄にほれて、ということで家族は主人と子供3人です。

　仕事は経理や一般事務が長く、その後土木業や新聞折り込みなど経験しました。4月から豊科サティーで勤務することになっています。今一番の目標は、1日も早く新しい仕事になれること、次ぎにワード・エクセルで3級をとれるよう努力したいと思っています。あと、漬け物とお焼きを上手に作りたいことも目標です。

　信州に来て良かったことと言えば、まず主人に会えたことです。そして主人と子供が仲が良いこと、村組織で取り組んでいるため健康管理が良いことです。でも離婚した人間を理解しようとする人が少ないことや、意地悪ではないものの誤解、鵜呑みが多く、考え方の一様性に頼って個人の主張が述べにくいことは、信州に来て気に入らなかったことです。

　これから信州に来る方へのアドバイスとして、信州には素朴で親切で腹がすわっている人が多いですが、住むなら普通のおじさん・おばさんの地元の人の話を直接聞いて下調べを良くすることだと思います。

　私の好きなものとして美麻の「麻の館」のおやき、山菜そばは優秀です。さすが美麻の新行です。景色は我が家近くから見る晴れた日の山が最高！また学校の校庭から眺める北アルプスはこれまた最高です。

　絵を描いたり写真を撮るのに自然と共存する農夫、働く人達や子供などと共に温かい作品が出来たらよいと思いますが、いざやろうと思うとその難しさを考えるだけでもあきらめる始末です。