Iターンネットワーク 新・信州人倶楽部 |
〜第54号〜 |
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〜「あるかすの部屋」のバーベキュー〜
5月21日、今年度初めての「あるかすの部屋」は、バーベキューでした。昨日とはうって変わり朝から良いお天気で、暑すぎず寒すぎずバーベキュー日和でした。
Nさんご夫婦が到着すると、車の中にはお二人で準備された食材、機材の山…。それを皆で運び出す。次々と出てくる肉や野菜、手際よく並ぶ鉄板。早速宮崎さんがコンロに火をおこし始めてくれました。
バーベキューの準備が整うまで、まずはビールで乾杯。S家の定番サキイカの揚げ物やYさんのおにぎりなどをいただきました。
バーベキューの食材などはNさんが準備されたのですが、当日のメニューを紹介します。
・鶏肉のワインマリネ
・ナンプラー風味のスペアリブ
・鶏もも肉の串焼き
・豚肉のハーブソーセージ
・特選牛のカルビ
・フレッシュ野菜
・ボイル済みのじゃがいもやとうもろこし
これらを手作りの本格韓国風たれで堪能しました。Sさん奥様手作りの大根サラダもいただきながら、もうお腹一杯なのに、「やっぱり最後は焼きおにぎりね」ということで、Kさんが準備してくれたおにぎりを焼きました。
そしておにぎりを食べたあと、「やっと焼きそばの出番だ!」といい、張り切って炒めるNさんがいました。
そして、なんとその後にフルーツとミルクゼリーのカクテルまで登場したのです。
フルーツは缶詰ではなく一つ一つ素材から切り、オレンジの皮も手で剥いたのよと、Nさん奥様の弁。私はただただ敬服いたしました。これらでビールもついて会費2000円は文句なしに大満足でした。
また参加者はあるかすさんを入れて19名、茅野市、長野市、小諸市、飯山市などからも会員が来てくれました。こんなにおしゃれなバーベキューは初めてで、私も是非我が家のメニューに取り入れて今夏楽しみたいと思います。
Nさんご夫婦は「静かな住宅街の片隅で、口コミで集まった人々で賑わうこだわりのお店のオーナーとシェフ」ということで決まりですね。また秋もワクワクして待っています。ご馳走様でした。
<Nより>
Iさん、おほめいただきどうもありがとうございます。あまりにほめて頂いたので、「次回バーベキューでは何を出そうか」と、少々悩むことになりそうです(笑)。
また、信じられないかもしれませんが、当日は会費で全て賄えて、しかも残金365円をクラブ会計に収めたことを報告致します。
〜みたぼら通信〜 <伊豆家の便り>
第384号 4月24日
昨年苦労させられた数学の授業が、私のとっている世界史の前にやって来た。なぜ苦労したかと言うと、先生の話し方が、とてつもなく眠気を誘うので、最後まで授業を受けるのも大変だったからだ。同じく数学を取っていた姉も、気が付くと隣で寝ていることがよくあった。
授業が始まって前回の復習をしている間は、何とか目をこすりこすり机にかじりついていられるが、先生がむにゃむにゃと公式の説明を始めると、何だか意識が遠のき始め、気が付くとエンディングの音楽が流れていたりする。思い返せば、無駄に教科書によだれの跡をつけていた。 つまり、前回の内容以外何も分からない。頼りの綱は母だけである。でも、テストではそうも行かないので大変だった。
で、今年はどうなったかなと思いながら、去年と変わらない中身のはずの授業を見ていると、オープニングはアニメになり、先生と黒板だけだったスタジオには生徒役の高校生が二人。
公式の説明は先生でなくアニメとナレーターに変わっていた。
先生のすることは大分少なくなり、生徒役の人が解いた問題に丸を付けるだけ。心なしか先生の顔がさびしそうに見えてくる。 でも、多少睡魔からは遠のいたように思いながら、去年見逃した内容をいまさらながら復習している。
連休までに来月分のリポートを片付けなければと思いながら、今年は数学を取らなくて正解だったと思う私なのでした。?(より夏)
ヘビイチゴの花が咲いた。岩にへばりついて懸命に見える。スーパーではもう終わりになるが、自然界では苺はこれからが旬だ。
去年から続いていた茨城県の鳥インフルエンザは、500万羽くらいの鶏を殺処分してようやく収束したようだ。効率と命の摂理のバランスは、どこにあるのだろう。
生き物が、太陽の恵みも受けずにその生涯を過ごさなければならないことが、鳥インフルエンザのような問題を起こしていると、思わずにはいられない。
玉子は、安ければいいのだろうか。(光枝)
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第385号 5月8日昨年末、ラベルが16歳で死んで、後になって知ったのだが、享年人間にして112歳のギネス級だったことが判明。ああ、長生きしたのねと、みんなで驚いた。
そんなわけで、しばらく我が家にはモモしか犬のいない時期があったのだが、先月とうとう新しい犬がやって来た。
今まで我が家では、ペットショップからやって来た動物は、小学生の頃、猫のおやつになってしまったハムスターくらいなもので、その他はローカル誌の、「譲ります」のコーナーや、もらい物だった。モモも、近所の家で産まれた子犬の残りだったし、ラベルは盲導犬繁殖所から貰ってきた。
で、新しい犬はというと、静岡でこれまた捨て犬だった子で、明るい茶色の中型犬。名前はメイプルと言う。とにかく臆病で、なかなか小屋から出てこないし、最初は目もあわせないが、ものすごく可愛い顔をしている。姉曰く、「薄幸の美少女って感じだね」。 車が怖くて、散歩は家の周りの山の中。遠くから車の音がすると、ものすごい勢いで小屋に帰ろうとする。この間は、1日中小屋の奥に丸まっていたので、何とか散歩に連れて行こうとして、抱っこして歩いていたら、父の車が走り出し、驚いたメイプルは私によじ登ろうとした。その日お風呂に入っていたら、二の腕にきっちりみみず腫れができていた。
きっと我が家になじんでくれるはずと、世話好きな我が家の人々は今日も小屋を覗き込んでは、「ねえ、散歩に行かない?」とお伺いを立てている。?(より夏)
〜ポジティブリスト制度が始まる−1〜
ポジティブリスト制度とは、基準が設定されていない農薬などが一定量以上含まれる食品の流通を原則禁止する制度、ということなのだが、これがなかなか分かりにくく、春から農民・加工業者が何回か勉強会を開いてきた。これからは、輸入農産物にも規制が適用されるようになる。
しかし、課題も多く近隣で使った農薬が自分の農産物にかかると規制される可能性がある。1キロ先の果樹園の農薬が検出できる時代なのだ。我が家は狭い洞に鶏舎もあるので、農薬の心配はないが記録を付ける必要はあるそうだ。すべては、安全のために。(光枝)●●● ●●● ●●●
第386号 5月22日
今月からとうとうリポートの〆切が始まった。大体、新学期が始まってから1ヶ月も経つと〆切が迫ってくる。そのうえ、今年は集中スクーリング(青年の家などに泊まりこんで指定の時間数、授業を受ける)に修学旅行と、いない間の分も前倒しして書かなければいけないので、かなり忙しい。好きでやっているので文句はないが、なにぶん20本近くとなると簡単にはいかない。しかも、リポートには必ず、放送を視聴しないと解けない問題(放送課題)が1〜2問ある。昨年の地理の問題を例にとると、「ヴァルゼアでくらす人々が魚を獲るときに用いる、毒を持ったつる状の木のことを何というか。」答え(ティンボ)などがそれである。
要するに、放送を見ろ、と言うことらしいが、こ れらの問題が答えられないと、どんなにほかの問題が正しくても、評価がワンランク下がってしまう。それに、私のようにそそっかしい人間は、放送を見ていても肝心なところでノートをとっていなかったりして、評価を下げてしまうことがある。要領のいい人は、放送を見ながらリポートを書いたりするが、ノートがない分テストで苦労すると言う。
なんにせよ、楽には行かないなと思いながら、山のようなリポートを早く終わらせて、本でも読みたいと思う私なのでした。?(より夏)
〜ポジティブリスト制度が始まる−2〜
施行まで秒読みに入ったポジティブリスト制度に、国内の農業関係者だけでなく、日本向けの農産物や食品を輸出している国でも、対応を強めているようだ。基準違反の残留が発見されれば、直ちに出荷がストップする不安があるからだ。
数年前、隣村で登録されていない農薬を使った梨が発見されたことがある。その村の梨は、全量市場から回収、梨の価格は暴落した。使用した農民は判明したのだが、その人は自殺してしまい、ひじょうに後味の悪い事故となった。
制度が変わるとき、情報弱者が出ないよう、各地で懸命な努力が重ねられている。(光枝)●●● ●●● ●●●
第387号 6月4日
5月は、日照時間のひじょうに短い天候不順の日が続いた。野菜の価格が上がり始めたようだ。果樹農家も苦労していることだろう。鶏嬢たちは元気に暮らしている。
動物は、梅雨の湿気の多いときが苦手だが、草は大好きなのだ。毎日、草の勢いには
目を見張る。 今年は身長172cmのはる菜も、草払機を使うようになった。彼女は先月、自動車学校に通学して、あっと言う間に免許を取得。交付まで20日ほどかかるそうだが、今月末には私と車を共有して玉子配達にも行ってくれるとの事。みなさま、どうぞよろしくお願いします。
先月、メープルという捨てられていた犬を救援して、我が家に連れてきてくださった静岡・湖西市の人から、貴重な冊子をいただいた。
『新居書留帳』第五集
地域の暮らしを記録する会編
特集・アサリ中毒事件には、特に学ぶものがあった。 事件は、昭和17年浜名湖・新居町で起きた。人口10552人の地域で3月21日から4月5日の間にあさりを食べた人、4793人のうち、334人が発病、死者114人もの犠牲者が出たそうだ。中毒の原因は、当時創業していた呉羽紡績の工場廃水が浜名湖に流出したことが原因だったことは、すでにその当時地元の医師達の努力によって判明していたようだが、戦時下の情報統制により隠蔽され、長く知られなかった。
水俣病の発生は、その34年後のことであった。新居町の事件の執筆者のひとり山口幸洋氏は、「この新居の事件が正しく評価され広く認識がなされていたならば、水俣湾においても長期にわたって死者2万人に及ぶ規模の事件にはならなかったのではないかと思う。」
「日本では煩わしいものは水に流す、という習性があります。水に流すとその先に、どんなことが待っているかなどと考えるのが苦手な民族でもあります。」と書いておられる。
今の状況に当てはめて、私達の学ぶべき多くの点があると思わされる。(光枝)
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第388号 6月19日
梅雨の盛りだ。天候をみながら晴れ間を縫うように梅をとっている。山羊のころころした落し物と鶏糞だけの肥料で作っているので香りは良いのだが、消毒をしないので果皮に難ありの出来。農民が農薬を使わざる得ない事情がよく分かる。この頃、天候は不機嫌のように感じる。まだ、梅雨が始まったばかりなのに、各地で集中豪雨の被害をもたらしている。沖縄のマンションが崩れそうな映像を見ていると、かつては住宅を建てなかった土地に宅地造成をして建設した所に、被害が発生しているように思う。おっとりした日本の気候は記憶の中に引っ込んでしまったのだろうか。
おっとりと言えば、日銀総裁をイメージしていた私だったが、今月、村上ファンドに出資していたことが発覚した。違法ではないとご本人はおっしゃっているが、本当にそうだろうか?今後の調査を注目したい。「信」という字に「者」を組み合わせた儲けるという言葉は堕落していくばかりだ。
かつて、私が勤めていた保険会社は合併した後、今月業務停止という事態になった。会社を辞めて20年近くも経つのに、かつての同僚達はどうしているかしら、と心配している。会社経営が社会的存在としての責任を果たしつつ、利潤を上げるように、またそういう企業を選択して生活を維持していくように、私たちも成長していく必要があると思う。何を買うか、どこにお金を預けるか、融資をどこから受けるか、というひとつひとつの選択が社会を作るのではないだろうか。(光枝)
- 編集後記
長野県知事選挙が告示され、8月6日に投票が行われます。3期目を目指す現職と、防災大臣を務めた元衆議院議員の一騎打ち。知事と県議会との対立もあり、連日のようにマスコミで取上げられていますが、県民の盛り上がりは今ひとつといった感じです。感情的な対立ばかり目立ち、政策論争が少ないのが一因かもしれません。少子高齢化や財政再建、農地の荒廃等、県政の課題は山積みです。長野県の舵取りをどちらに任せるのか、県民の冷静な判断に期待したいですね。(宮)
伝言板にある「ペンションあるかす、ドラマ登場」の件で、あるかすさんへ取材で訪ねました。ロケーションは6月の初旬頃だったそうで、撮影時の様子などを楽しく聞かせて頂く事が出来ました。ロケ当時の様子を撮影した写真も拝見しましたが…、星野真里さん、ホントにカワイイですね。オーナーの中原さんがいたって冷静に話をされている傍で、見知った場所のドラマ登場ということに、ひとり勝手に浮かれてドキドキしているワタシでした(高)
デジカメにすこし慣れてきました。 今のカメラに変えて丁度一年になります。
昨年旅行に出かける折 娘に相談するとお父さんならこの程度とカシオEX−Z57を買い求めました。 以前のものと異なり画面が大きくしかも枚数も増え、パソコンの取り込みも簡単です。 そういえば旅行のおり、大多数の皆様がデジカメでした。 おかげで1年で1000枚余の記録があります。
先日娘(岡山に住んでます)が久々にきて曰く、「もっと取り扱い説明書を読まなくちゃ」と。きつく指導され、今は取り込んだ写真をスクリーンセーバーに取り入れて、次々変わる映像に想い出を新たにして楽しんでいます。私自身の能力も錆付かないように意識して…。(白)
今年の梅雨は始めは雨が少なくて心配しましたが、後半に大変な降水量を記録、自然のことは予測できないことがよく分かりました。
さて我が家の庭ですが、今年のヤマボウシの大樹は春先から元気で、通常は新芽から葉が対生で2枚出てそこで終わり。庭に植えてから大体毎年5ミリ以下の成長でしたが、今年は2センチ程も伸びて、しかも葉の大きさがとても大きくて、いつもの年より二回り以上大きいのです。
そして驚くことに、その新しい葉の間からさらに芽が伸びて、10センチ以上伸びる枝もあったのです。
こんなことは初めてで、それらの新しい葉は全て赤みを帯びた色をしています。新芽の新芽、ということで、熱線(赤外線)に耐えるような色になっているのが興味深いです。
でも樹の内側にある枝の葉の一部が、もう黄色く変化して、はらはらと落ちてきているのです。新しい葉を出すためには、古い葉に水分・養分をあげることができないのでしょうか。(中)
●会報目次●
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