Iターンネットワーク

新・信州人倶楽部

▲▲▲ 新・信州人倶楽部報 ▲▲▲


〜第3号

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〜倶楽部活動報告〜


幹事 中澤 滋


 新・信州人倶楽部が5月に発足し、そろそろ今年も終わろうとしています。例会での親睦、情報交換、会報の発行など少しずつですが前に進んでいるように思います。そこで今年を振り返って、外部からの問い合わせについての取り組みを報告します。
 インターネットのホームページを見た方からの質問や励ましの言葉などは、4月からいただいており、電子メールの連絡をきっかけに会員になられた方もいました。これからも外部との窓口の1つとして利用していくつもりです。
 信州に暮らしたいという方のための相談に対し、私たちが受け皿になれないかとFAXおよび電子メールをお持ちの会員には質問を送付し、情報を集めて質問者に返事を出しています。現在FAXのネットワークは7名、電子メールのネットワークは7名で構成されています。私から一方的に会員の方に送っていますが、協力いただき感謝しています。これからもよろしくお願いします。
 さて、現在までの質問は23件あり、その内訳は次のようになっています。

あいさつ、感想 8件
倶楽部についての問い合わせ 3件
情報が欲しい 10件
その他 2件


 情報が欲しい人のうち、Iターンするときの一般的な不安や悩みについてが5人、就職、仕事に関してが2人、ログハウスを建てたい/結婚式場探し/オートキャンプ場探しがそれぞれ1人となっています。
 これらの相談については会員からのメッセージや情報をそのまま、あるいは最小限の編集を加えて返事を出しています。また、他の人にも参考になりそうな内容については質問者の了解を得て、質問と会員のメッセージをホームページの「おたより紹介コーナー」に掲載(現在7件)しています。
 第3回例会のときの議題の1つでしたが、今後はこれらの情報提供が増えることも予想され、また情報の質を高めるためにも、会員の得意な分野で窓口を作ることになりました。
まず出来そうなこととして、「農業相談」(小峰さん)、「自営独立相談」(村田さん)、「企業就職相談」(石田さん)の窓口を設けました。なおかっこ内はリーダーの方です。これら情報提供に協力してくださる方を募っていますので、ぜひご協力お願いします。(同封のハガキに記入欄を設けています。)
 次に11月の幹事会で議論したことですが、会員の趣味や得意なものでの交流を図ることを目的に「年間行事」なるものを計画しました。登山や、渓流釣り、写真、絵画、などいろいろあると思うのですが、幹事でできることから始めることにしました。だいたいの予定を次に示します。

◆トレッキング
 まとめ役:Iさん
  98年5月下旬 美ヶ原
 98年9月上旬 蝶が岳

◆バードウォッチング
 まとめ役:Nさん
 98年2月下旬
 98年5月中旬

◆農業体験
 (まとめ役:K。Mさん)
 98年7月下旬〜8月上旬 いも掘り
 98年9月上旬〜9月中旬 ぶどう狩り
 98年11月中旬〜12月上旬 りんご狩り

 各行事開催の1か月前くらいには会員に案内を送付することにしています。
 ところで案内の通知ですが、なるべく経費を使わずにFAXや電子メールの利用できる方にはそれらを利用したいと思っています。どうでしょうか?何か意見がありましたら中澤までご連絡ください。
 また会員には渓流釣りの得意な人、写真のセミプロ、七宝焼のプロなど先生級の人がたくさんいるようですので、今回掲載のもの以外にまとめ役をやってくださる方はぜひご連絡ください。自分が趣味で普段行うことを、予定を立てるときにちょっと誘いをかけるだけのものです。「誰も来なければ自分1人で行くだけのこと」、そんな感じでいいと思います。



第3回例会を終えて思うこと…
E.K.

 11月16日の集まりは参加者こそ少なかったものの、有意義な内容で私自身心新たにした感があった。とくに初めて参加されたSさんの話には感動した。ひとつの物事がうまくいかなくなると連鎖反応的に次々に悪い方向に行く、ついには家庭までギスギスしてくる。そんなときに冷静に対処した奥様はさすがだと感心した。「失うものは何もない」と思えば恐いものは何もない。物質や金銭にばかりにとらわれていると何もできない。逆にSさんの言われるように「自然が自分に微笑んでいる。健康がある。夫婦で一緒にいられる」とプラス思考に考えれば毎日悲壮感に浸る必要はないだろう。あまり楽観的に考えると天気と言われかねないが、ケセラセラどうにかなるさと考えようではないか。
 私も入植当時は一日の仕事の段取りをつけておいても半分もできない、そういった日が数日続くとストレスがたまってくる。しかし、このごろはたとえ予定通り行かなくても少しは前にいったなと思うようにしている。Iタ−ンをしようとするものはある程度心がフレキシブルでなければやっていけない。
 人生訓のようで恐縮だがコップに半分水があったとする。それをあなたはどう感じるだろう。ある人は「何だ、半分しかないじゃないか」と思うだろうし、ある人は「おや、半分もあるんだ」と思うだろう。これを自分の生活レベルや幸福と照らし合わせてみよう。いつも不満を持っている人とそうでない人、気持ちを切り替えることで毎日が明るくなることは間違いない。
 また、これも同じような小話で恐縮だが、町のベンチで毎日ゴロゴロしている男(A)に向かって守銭奴(B)のような男が言った。

B:「毎日毎日ゴロゴロしてないで少しは働いたらどうだ」
A:「働いてどうするんだ」
B:「働いて金を稼ぐんだ」
A:「金を稼いでどうするんだ」
B:「金を稼いで寝て暮らすんだ」
A:「何だ、それなら俺は毎日寝ていらぁ」

 これは極端な話で何もものぐさ太郎のように怠けろと言うわけではないし、向上心は常に持たねばならないが、今日では生きて行くことイコ−ル金を稼ぐこと、金を稼ぐことイコ−ル働くことの方程式が常識になっている。当然サラリ−マンであれば仕事に対する正当な評価はしてもらわなければならないし、自営業にしても私のような農業者にしても原価割れまでしての価格設定は勘弁できないが、生きていく上で一番優先するものは何かを考えたときもっと大切なものがあるはずである。
 信州の田舎から世界を覗くではないが、グロ−バルに考えると今この瞬間にも上空をミサイルが跳び、家の前をタンクが走り抜け、子供たちまでが銃を持たなければならない状況に置かれている人々がいる。また、かんばつや水害で明日の食べ物にも不自由する民族もいる。このようなことを考えればIタ−ンの不安など微々たるものではないだろうか。何もないところから何かが生まれることもあるはずだ。ブラックホ−ルで原子や原子核までが押しつぶされた状況の反発で超新星が生まれるように…。
 『新・信州人倶楽部』は新年から更なるステップを目指す計画です。Iタ−ンした人は割りと個性が強く他人の生き方に左右されないようですが、それでも人との出会いは自分の経験していないことを聞ける絶好のチャンスで自分を高めることにつながるのではないでしょうか。1月にはIタ−ン予定者を交えた宿泊の交流座談会を予定しています。皆さん是非ご出席いただき貴重な経験をお聞かせ願いたく存じます。


第3回例会報告

倶楽部報が「よりましょ」に決定しました。



会員紹介

今号では4人の会員に登場してもらいました。


第4回例会(総会)のご案内



情報交換

■おすすめ

A.O.さんから


編集人から

 第3号会報「よりましょ」をお届けします。今号から体裁を変え少し文字の大きさを小さくしましたが、どうでしょうか。
 さて、現在会員の約半数の方々とFAXあるいは電子メールによるネットワークが組まれていますが、最近FAXを入れたとか、コンピューター通信を始めたという方はぜひ連絡してください。
 梓川のケショウヤナギが白くなり、なかなかきれいです。11月10日に白鳥が1羽上流に向かって飛んで行きましたが、梓川村には今シーズンも白鳥は降りないようです。
皆さん、来年も元気に過ごしてください。

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会報目次

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