Iターンネットワーク 新・信州人倶楽部 |
〜第24号〜 |
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〜四賀村に移住しました〜
M.H
昨自分でもこんなことになるなんて思ってもいなかったのですが、突然、名古屋から四賀村に移住してしまいました。この3月には移住するなんて思っていなかったのに、5月にはもう、四賀村に住んでいたので、自分のことながらビックリです。ことの始まりは、3月の新信州人倶楽部の総会に誘われたことからでした。その夜、四賀村に住んでいる会長さんの家に泊めていただき、いろいろな話を聞きました。翌日は、別の会員の方に三郷のりんご農家を紹介していただきました。その農家には、今は物置として使っている家があるのでもしかしたら貸してもらえるかもしれないという話でしたので、期待していました。
話はとんとん拍子に進み、家は貸してもらえることとなり、仕事も農業研修生ということで、とりあえず、その農家で働かせてもらえることとなりました。名古屋へ帰るとすぐに仕事を辞める手続きをし、一ヶ月後には三郷村へ移住することに決めました。ところがです!問題が起きました!!貸してもらえるはずの三郷の家が、貸してもらえなくなってしまったのです。あせりました。もう仕事は辞めることにしてしまったからです。どうしようか迷いました。
ここであきらめて、また名古屋で仕事を探すか、それともなんとか家を探して、無理にでも信州へ移住してしまうか…。名古屋で仕事が見つかれば、また当分の間、信州へは移住できないと思いました。今がチャンスかもしれないとも思いました。反面、無理して移住しても失敗するのではないかとも思いました。迷いながらも、インターネットで空家を探しました。「もし、家が見つかったら移住しよう、見つからなかったら、あきらめよう」不動産会社や役場などにいろいろ問い合わせをしたのですが、私が希望する家賃での家は見つかりませんでした。そんなことを考えながら、4月になってまた信州を訪れました。そしてまた四賀村を訪れたのです。とりあえず役場に行って、いろいろ聞いてみようと思っていました。今までも、何回か役場で空家を紹介してもらえないか聞いたことがあったのですが、いつもダメでした。家族があれば、村営住宅に入れるのですが、独身ではダメでした。
ここで私はちょっと考えました。突然、役場の受付に行っても断られるのは、わかっていたので、今回は、四賀村役場の結婚推進課というところへ直接出かけました。結婚推進課とは、行政機関がやってる結婚相談所みたいなところです。四賀村に移住したい女性が、ここにプロフィールを登録すると、四賀村の男性を紹介してもらえるわけです。料金は行政がやっているということで無料。あとから考えれば、ここに直接行ったのは正解でした。私の言い分は、ここに登録するから、家と仕事をなんとかしてほしいということでした。それも一ヶ月以内でなんとかしてほしいと言いました。自分でも場違いな部署で無理難題を言っているのはわかっていました。ダメでもともとです。ところがです。結婚推進課は行政機関とは思えない早業で、私に村営住宅を紹介してくれました。そこは通称、新婚住宅というところで、本来ならば、四賀村に移住したい新婚さんのための住宅なのですが、そこに私を入居させてくれるとのことでした。入居するにあたっては、いろいろ条件があったのですが…。
家は見つかりました。あとは仕事です。仕事も役場の人が言うには、アルバイト的な仕事でよければ、村内でも何かしらの仕事はあるようでした。今まではいろいろ迷っていたのですが、家が見つかったので、移住することを決断しました。その後、心配していた仕事も運良く、隣町の明科で見つけることができ、今は四賀村に移住できて良かったと思っています。職場の人達は「なんでまた、そんな山の中に住んだの?明科に引越してくれば?」と言うのですが、私からすれば、四賀村は静かで住みやすい村だと思います。確かに安曇野のあたりからですと、山の中に感じますが、豊科や松本あたりまでなら、車で15分から20分で行くことができます。24時間営業でお酒も売ってるコンビニもあります。車さえ運転できれば、都会から移住してきてもそれほど不便には思いません。
信州に移住したいと思っている独身の女性の方で、四賀村に永住してもいいと思われる方は、私のように結婚推進課を訪ねてみるのもいいかもしれません。ちなみに今現在、新婚住宅は空いている家があるようです。条件がいろいろありますので、入居できるかどうかはわかりませんが…。そしてもう一つ、結婚推進課が、素早くお見合い相手を紹介してくれたのは言うまでもありません。
〜おいしい味を、少し〜
中澤 滋
私が2年前に痛風と高脂血症になり、ダイエットを余儀なくされ体重を10キロ以上落としたときに助けてくれたのが中国茶でした。もちろんお肉などの絶対量は減らしたのですが、一日2リットルの水分を摂取するように目標を定めてからは、烏龍茶などを積極的に飲むようになりました。夏場のこともあり麦茶や緑茶など試みたのですが、すぐに飽きてしまいました。ペットボトルの烏龍茶もいくつか試みたのですが、そうそう何杯も飲めるものはありませんでした。それからは烏龍茶の茶葉を色々試すようになり、100g500円くらいのものから始め、100g1,000円程度のものに落ち着いていたのですが、その後減量に成功してからは味が気になるようになりました。それは数年前、台湾に出張に行った知人から頂いた烏龍茶が、色がグリーンで茶葉がシワシワと少し丸まっているもので、とても美味しかったのを覚えていたからです。同じようなものを東京のデパートなどでも気にして見ていたのですが置いてなく、NHK「きょうの料理」に紹介されていた烏龍茶を買ったりしていました。
そのころプーアール茶というものにも興味を抱き、安いものを買い求めて飲んでいましたが、少々ワラのような臭いがするためか、女房は「馬糞みたいな味がする」と、馬糞を食べたことがあるようなことを言ってけなしたため、私だけで飲んでいました。多少の癖はあるものの独特の甘みが気に入り飲み続けていたのですが、昨年のNHKの番組を見て、プーアール茶は奥が深く、げんこつのようなものや円盤のようなものがあることが分かったのです。
松本地域ではそのようなものを見ることがなかったのですが、山形村のICityができて食品売場をのぞいたところ、そこにあったのです。円盤1つが2,000円でしたが、早速買い求め飲んでみるとこれがとても美味しいのです。丸みのある舌触りと、のど越しに今までのものとは全く別物のように感激したものです。女房も癖が無く飲みやすい、ということでこれを飲んでいたのですが、2、3度購入してまた訪れてみたときに棚から突然なくなっているではありませんか。係の人に聞いてみたところ「あの商品はもう入らなくなりました」というのです。まだ少し残りもあるけれど最終的にはメーカーに連絡し、長野県内で置いている店を聞かなければ、と思っていたのです。
そんな6月のある日、お気に入りのジャージー牛乳を買いにアップルランドに行ったところ、中国物産品を扱っているコーナーがありました。一度は素通りしたのですが、置いてある缶などがいわゆる古めかしいタイプのもので、中国直輸入のような趣があったため、引き返して円盤タイプのプーアール茶があるか聞いてみました。そうしたら目の前に円形の箱に入った「雲南七子餅茶(うんなんちーつーぴんちゃ)」というプーアール茶があったのです。2,400円でしたが早速購入し、飲んでみるとこれがとても上品な味で美味しいのです。今まで飲んでいたものより茶葉が少し大きく、また粉みたいなかすがでない良質な感じのものでした。
先日女房が東京に行った際に、プーアール茶を頼んだのですが、新宿の高島屋、三越では「有りません」とだけいわれ、伊勢丹では「取り寄せになります」ということを聞かされていたので、松本地域もまんざらでもないな、と思った次第です。これでしばらく安心です。
興味を持たれた方は、松本市里山辺893の「薬用茶舗」(TEL 0263-35-6691 携帯090-8683-0247)に連絡してみてください。
ここ数年あまり積極的に手入れをしてこなかった梓川村矢橋の自然散策路ですが、8年くらい前に作った案内標識が朽ちてきたので新しく掛け替えました。最近のインクジェットプリンターでフィルム状のものに印刷して板に貼り付けたものですが、今のところにじみなどはありません。あとは紫外線でどの程度退色するのかが気になっていますが、カラープリンターの進歩には驚くものがあります。
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