姫川源流

四ヶ庄(白馬)盆地南端のこの地に源を発し北流する間に白馬連峰から流下した平川・松川を合わせ、小谷の渓谷を侵食しつつ新潟県に入り、糸魚川市で日本海に注いでいる。全長58km、流域面積472平方km、川幅の最大は河口に近い糸魚川市街の西方で450mに達する川で、北安曇郡北半はこの川の流域といえる。姫川の平均勾配は13/1000という急流であり小谷の渓谷では、17/1000を越すところもある。
姫川の名は、「古事記」にも登場する沼河比売に由来するといわれる。姫川を沼河(ぬながわ)とも称したことは延元2年(1337)2月の禰知盛継奉書(上杉文書)で明らかである。
この姫川源流一帯には春(4月下旬〜5月上旬)ともなれば、あたり一面福寿草の大群落が黄色の花をつける。 又、川の源流がこれほど明確になっている所も全国的にめずらしい。
(白馬村)

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湧き水からとうとうと流れ出る清水。近所のおばさんが「あそこに生えているセリはいいセリだよ」と(ここでは、取ってはいけませんよ)。

福寿草の群生の脇で、アズマイチゲもひっそりと咲いていました。

大きなみずばしょうも群生しています。

ヒメザゼンソウ。これからどうなるのか確認を忘れた。